
México, AMLO 157 MIL PERSONAS ASESINADAS EN SU MANDATO. 31-05-2023.
2018年12月に大統領に就任したアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール(以後、アムロ)の政権下、これまでに15万7000人以上が殺害されるという最悪の記録を更新中だ。1990年から6人の大統領が政権を担ったが、現大統領のアムロの記録には及ばない。
これまで5人の大統領の政権下での殺害された人の数は以下の通りである。カルロス・サリーナ(76,767人)、エルネスト・セディーリョ(80,671)、ビセンテ・フォックス(60,280)、フェリペ・カルデロン(120,463)、エンリケ・ペーニャ・ニエト(156,066)というのが結果だ。(4月23日付「インフォバエ」から引用)。
抱擁と銃弾拒否が大統領の方針だったアムロは大統領に就任した早々に、殺害事件を起こしている麻薬組織カルテルに対し「抱擁と銃弾拒否」という方針を掲げて、カルテルに理解を求め、彼らが自主的に犯罪防止に協力するように求めた。それは前任者までの弾圧による取り締まりを否定したことになる。しかし、アムロのそれは逆に裏目に出た。カルテルは警察と軍隊そしてアムロが創設した防衛隊からの弾圧が緩まったのを利用して逆に犯罪を多発させたのである。犯罪者に良心を求めても馬の耳に念仏のようなものである。
アムロが大統領に就任して53カ月になるが、毎月3000人近くが殺害されていることになる。即ち、一日に100人が殺害されているということだ。