直近ではロシア領内の石油精製所も攻撃の対象になりました。
Drones struck two oil refineries in southern Russia today as Western officials said Moscow was moving to shore up defenses in border areas and along the 900-mile front with Ukraine ahead of a planned counteroffensive by Kyiv. By @mjluxmoore NmaFJSOLaT
— Newley Purnell (@newley) May 31, 2023
キーウによる反攻を前に、モスクワが国境地帯やウクライナとの900マイルに及ぶ戦線での防衛を強化していると西側当局が指摘する中、ドローンが本日ロシア南部の2つの石油精製所を攻撃した。
国内でドローン攻撃が急増しているロシアですが、ウクライナでは日常茶飯事となってしまっています。
二晩続けてドローン攻撃を受けたキーウの人々。午前1時から3-4時まで爆発が続いたが、朝が来て、皆コーヒーを飲み、仕事に行き、街を片付け、花を植える。ロシアが破壊しようとしているウクライナの人々の自由な生活はしっかり根を張って生きている。 Pyl7B5jaxO
— Kazuto Suzuki (@KS_1013) May 31, 2023
今回の比較的な大規模なロシア領内へのドローン攻撃の背後にはウクライナ政府がいる可能性が指摘されています。実際、先月のクレムリンへの無人機攻撃もウクライナ当局が関与していたと米国政府関係者が証言しています。
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は24日、今月初旬にモスクワのクレムリン(大統領府)にドローン攻撃があったとロシアが主張していることに関し、この攻撃がウクライナ当局によって計画された可能性が高いと米政府関係者がみていると報じました。WRktYgTgbK
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) May 24, 2023
仮にロシア領内への攻撃がウクライナ政府の指示によって実行されていたとしても、戦争勃発の経緯を鑑みれば、ウクライナには自衛権を行使する正当性があるため、国際法上合法です。
宇によるロシア領内の軍事施設への攻撃が国際法上の自衛権行使として全く正当である点に疑いの余地なし。NATOが提供兵器でロシア領内への攻撃をしないように宇に要請してるのは、核抑止継続のためで、それは宇の利益でもある。つまりNATOは宇が独自開発した兵器による露領への攻撃を黙認するだろう。 SeicfK4P6
— 篠田英朗 Hideaki SHINODA (@ShinodaHideaki) December 7, 2022
頻発するロシア領内への攻撃はウクライナによる反転攻勢の前触れでしょうか?
【ウクライナ情勢5月31日時点】ウクライナ軍が南部及び東部の露軍への抵抗を継続するとともに反転攻勢に向けた動きを活発化させる一方、露軍は東部における占領地拡大に向けた作戦や各地の非軍事施設に対する攻撃を継続している模様です。 pic.twitter.com/O492HHXebG
— 防衛省・自衛隊 (@ModJapan_jp) May 31, 2023
長らくウクライナ戦争はウクライナ国内で完結していました。しかし、ロシア領内への攻撃がこれからも急増することになれば、ロシアもウクライナと同様に戦場となる日が来るのかもしれません。

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