方法2:専門家に債務整理を依頼する

返済が難しい場合は、弁護士・司法書士などの専門家に債務整理を依頼するのも検討しよう。専門家に依頼した場合、クレジットカード会社に受任通知(介入通知・債務整理開始通知)が送られる。

その後は、クレジットカード会社と専門家との間で交渉を行って解決を目指すため、職場に電話がかかってくることはない。

なお、債務整理には、任意整理・個人再生・自己破産の3種類がある。弁護士・司法書士と相談し、自分の状況に適した方法を選ぼう。

もしブラックリストに載ったらどうなる?

一般的に、61日以上もしくは3カ月以上の延滞・滞納をすると信用情報に金融事故として登録される。この状態を俗に「ブラックリストに載る」と言うが、以下の弊害が生じるので注意しなくてはいけない。

・クレジットカード・ローンの新規契約ができない
・スマートフォンの端末料金の分割払いができない
・家賃保証会社が利用できない

延滞や滞納はしないことを前提に!

クレジットカードは自分の収入に見合った無理のない範囲で使い、延滞や滞納はしないように注意しよう。

また、自分のライフスタイルに合ったクレジットカードを選ぶのも重要なので、納得のいく1枚を使いこなしていただきたい。

文・荒井美亜(金融ライター/ファイナンシャル・プランナー)
立教大学大学院経済学研究科を修了(会計学修士)。税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融マネー系ライターとして活動中。日商簿記検定1級、貸金業務取扱主任者(試験合格)。