2匹が見つかったのは別の町にある商店の近くで、店に勤務していた少年が、他の少年2人とともに犯行に関与したことを認めた。残り2匹は、シラキュースにあるこの少年の自宅で発見された。

マンリアス警察のケン・ハッター巡査部長は同局の取材に、保護した雛が自力で生きていけるよう、数週間経ってから池に戻すとする一方、母親が二度と戻ることはないと説明。「少年らが叔母の家に持ち帰り、叔母が調理してしまった」と話した。

少年らは30日に逮捕された。このうち2人は16歳と17歳だったため、釈放され両親に戻された。3人目は18歳で、罪状認否を待っているところだという。

フェイが、つがいのマニーとともに村にやってきたのは2010年。生物学者から寄贈されたという。それ以来、毎年春になると池で繁殖し、雛を育てていた。

なおコブハクチョウは、もともと北アメリカに生息しておらず、観賞用として持ち込まれた外来種で、狩猟は一部の州で合法とされているが、ニューヨークでは認められていない。