「日本特化型投資信託」と「バランス型」に期待か?

「米国株式型」は3種類がランクインした。

ただし、つみたてNISAの投資家には米国株式特化型ではなく、地域分散でリスク分散がなされる全世界型の投資信託が人気といえる。

なぜなら、長期視点での資産形成を目指すつみたてNISAの運用は手堅くなり、地域分配がなされている全世界株式型を好む傾向にあるからだ。

そして「日本株式型」が1種類、「バランス型」が1種類だ。5月の国内株式市場は上昇し、日経平均は31,000円を回復した。今後の「日本特化型投資信託」のランキングが注目される。

またバランス型が1種類ランクインしている。バランス型は株式のみならず、債券やREIT(不動産投資信託)にバランスよく投資するものだ。

債券の組み入れにより、株価上昇時のパフォーマンスは株式型の投資信託に劣後するが、パフォーマンスは安定する傾向にある。

5月は日経平均が31,000円を回復するなど株式市場が堅調に推移しており、バランス型のランクインが今後も続くか注目される。

資産運用に時間を取られたくないなら「全世界株式型」に継続投資が有効⁉

資産運用は長期視点で行うものであり、投資対象の成長とともに資産の成長を目指す、というのが基本的な考え方だ。

その観点では、少子高齢化により低成長が続く日本の株式特化型のランクインが少ないのはやむを得ない。

世界の経済成長エンジンとして、米国株式は外すことはできないが、米国の株式市場は良くも悪くもボラティリティが高い(値動きが大きい)。よって、保守的な資産運用という観点では、「全世界株式型」を選ぶことで米国の株式比率を下げることができる。

「全世界株式型」はボラティリティの高い「米国株特化型」と比べ、資産運用でハラハラドキドキする機会は少なくなる。

資産運用に多くの時間を割きたくない・割くことができないなら、「全世界株式型」の投資信託に継続的に積立投資を行うのが、ストレスの少ない投資信託での運用方法といえるだろう。また継続的に投資を行うには、つみたてNISAの制度は優れている。

5月は日経平均31,000円を回復!今後の月間積立設定金額ランキングに注目

基本的に、つみたてNISAの投資は継続的に行われ、かつ投資可能な投資信託に限定されているため、月間の値動きはそう大きくない。ただし5月は日経平均が31,000円を回復するなど国内株式が堅調に推移している。

その意味でも、今後、つみたてNISAの月間積立設定金額ランキングがどのように変化するか注目したい。

※本記事は専門家の視点で執筆したものであり投資を目的としたものではありません。投資の最終決定はご自身の責任と判断で行ってください。

文・石井僚一(金融・投資ライター)
大手証券グループ投資会社への勤務を経て、個人投資家兼ライターに。株式市場や個別銘柄の財務分析やIPO関連記事に加え、個人投資家としての経験を活かし資産運用記事を執筆中。第一種証券外務員資格保有。

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