2023年5月半ばから国内株式市場は上昇を開始し、日経平均は5月22日に31,000円に到達した。
しかし4月は株式市場の先行きに悲観的な意見が多く見られた。株価上昇前の4月に、つみたてNISAではどのような投資信託が購入されたのだろうか。
SBI証券のデータからその傾向を探ってみたい。
SBI証券の月間積立設定金額ランキングは?
SBI証券のデータによると、つみたてNISAの月間積立設定金額は以下の通りだ(*2023年4月1日~4月30日)。
1位:三菱UFJ国際-eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
2位:SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
3位:三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
4位:SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド
5位:三菱UFJ国際-eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
6位:三菱UFJ国際-eMAXIS Slim先進国株式インデックス
7位:SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
8位:三菱UFJ国際-eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
9位:ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
10位:三菱UFJ国際-eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)
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SBI証券のデータによると「“オルカン”はじめ全世界株式型」が人気
このデータを見ると下記のような内訳になっているのが分かる。
・全世界株式型→1位、4位、5位、6位、9位
・米国株式型→2位、3位、7位
・日本株式型→10位
・バランス型→8位
ベスト10のうち、半分の5つの投資信託が「全世界株式型」の投資信託だ。
とりわけ1位の「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim全世界株式」は通称“オルカン”と呼ばれ、純資産額が1兆円を超える人気の投資信託だ。
“オルカン”をトップに、全世界型の投資信託が人気となっている。