また、選挙による権力交代を想定している民主主義では、つねに「反転可能性」を考えておくべきです。
与党ができる限り議論の時間を確保し、少数政党にも配慮しながら議会運営を進めるのは、自分たちが野党になったときの「反転可能性」を考慮しているという理由も大きい。
過半数があるからといって、与党が短時間の審議で採決を連発していたら、自分が野党になったときに同じことを返される。そうならないようにしましょうね、というのは民主主義の一つの知恵です。
同様に「与党が悪い!」と言って野党側がルール違反を連発していたら、自分たちが与党になった時、同じ行為を返されることになります。
果たして、今のれいわ&その支援者たちは、そういうことまで考えておられるでしょうか。常に野党の立場にいる前提だから、暴れるだけ暴れておけば良いということなのかもしれません…
というようなことを考えた一連の懲罰とルール違反でした。
質問は持ち時間の範囲内で、明日の質疑も頑張ります。
ギャース。
それでは、また明日。

れいわ・櫛渕議員 NHKより 編集部
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2023年5月31日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。