こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
昨日は衆議院懲罰委員会で懲罰が可決されました。可決まで至るのは16年ぶりとのことです。
れいわ・櫛渕氏、登院停止へ 衆院懲罰委が採決;g=pol
>衆院懲罰委員会は31日、鈴木俊一財務相不信任決議案の採決時に演壇で示威行為をしたとして、れいわ新選組の櫛渕万里共同代表に対し、登院停止10日間とする懲罰案を与党や日本維新の会の賛成多数で可決した。6月1日の本会議で正式に決定する。衆院で懲罰が決まるのは16年ぶり。
1回だけの違反行為(プラカードを掲げて不規則発言)であれば重すぎると思いますが、れいわ新選組は大石あきこ議員も直近で同様のことをやっており、不規則発言は毎回の恒例行事のようになっていました。
度重なるルール違反に対して、民主的な国会運営を保持するため、毅然と厳しい対応をするのは当然のことです。今回の判断は妥当だと考えます。
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不規則発言のほか、質問時間を守らないのもれいわ新選組の常套手段ですが、先日も参議院予算委員会で山本太郎代表が持ち時間を大幅に(10分の持ち時間で約2分)オーバー。
これに対して立憲・塩村あやか議員が「ルールを守ろう!」と諌めたところ、れいわ信者に総攻撃されるという事態に陥り、見かねて私もこう投稿してみたら
大変なことになりました(苦笑)。れいわ支援者の方の多くが
「山本太郎は正しい主張をしているのだから、つべこべいうな!」 「憲法改悪や圧政に走る政府を倒すためにやっているのだから、悪くない。むしろ悪いのは批判・邪魔をしてくる連中だ!」
という主張をされるのですが、この「正しいことをやっている(相手が悪い)のだからルール違反をしても良い」というのは極めて危険な発想です。
正しさというのは相対的なもので、人それぞれ「正しい」が異なり、時に正しさを押し付けて独善的になります。
そうして「正しさ」が暴走した結果、歴史の中でも数々の独裁者が悲劇を引き起こしてきました。「正しければルール違反をしても良い」は法治ではなく人治の道へ一直線です。
それぞれの正しさを主張するために議会があり、有権者が判断するための選挙があるわけで、ルール違反をしていたら民主的な議会運営や選挙は成り立ちません。
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