「日本五大桜」
日本三大桜に2本の桜を加えて「日本五大桜」と呼ぶこともあります。
ここからはその2本の一本桜についてご紹介します。
狩宿の下馬桜

狩宿の下馬桜(かりやどのげばざくら)は、静岡県富士宮市にある桜です。
国内最古のヤマザクラともいわれるその樹齢は、推定800年となっています。
富士山とのコラボレーションを見せる狩宿の下馬ザクラ
狩宿の下馬ザクラは、天気が良い日には富士山とのコントラストが美しく、同県屈指の絶景スポットとしても知られています。
また、周辺にある古き良き伝統家屋や菜の花畑も相まって、よりノスタルジックで美しい風景が楽しめます。
特に花が芽吹く春には、桜と空と山のコラボレーションが楽しめるので、ぜひ春に訪れてみてくださいね。
名前はこの地に訪れた源頼朝の逸話から
名前の由来は富士の巻狩りを行った源頼朝が、この桜に馬を繋ぎ止めていたという伝説が由来となっています。
この逸話から「駒止めの桜」という別名でも呼ばれています。
石戸蒲桜

石戸蒲桜(いしとかばざくら)は、埼玉県北本市石戸宿にある桜です。
樹高が約12mある石戸蒲桜は、東光寺の境内で毎年美しい桜を咲かせることで知られます。
樹齢も推定800年となっていることから古くから多くの人々に愛されてきた桜となっています。
江戸時代から愛される石戸蒲桜
石戸蒲桜は江戸時代から愛されており、衰退と回復を繰り返してきた桜でもあります。
一時は幹が4本あったそうですが、1980年ごろには幹が1本まで減ってしまいました。
また寺の境内にあったことから御利益がある桜としても重宝され、古くから多くの参拝者を集めてきました。
名前の由来は源頼朝の弟による逸話から
名前の由来は源頼朝の弟のひとりである「源範頼(みなもとののりより)」にちなんでいるとされます。
この源範頼という人物は、兄である源頼朝に裏切りの疑念を抱かれたため伊豆国に送られ、その地で亡くなったといわれているのですが、捕まらずに逃亡したとされる話がいくつか残っています。
石戸蒲桜に関する逸話もまた、源頼朝の追ってから逃げる際の話とされます。
石戸まで逃れてきた源範頼は、手にしていた桜でできた杖をこの地で刺してさらに逃亡を続けました。
この杖がその後成長し、石戸蒲桜になったといわれているのです。
そして、源範頼が「蒲冠者(かばのかじゃ)」と呼ばれていたことから、この桜を「蒲桜」と名付けたのだとか。
5本とも国の天然記念物
日本三大桜はもちろん、それを含む日本五大桜も国の天然記念物に指定されています。
1922年10月12日に国の天然記念物に指定されたのは5つの桜です。
それが現在でも日本五大桜ないし日本五大桜として知られ、日本国内のみならず海外からの観光客の心まで癒しています。
まとめ
日本が誇る花ともいえる桜。
そんな桜の中でも遥か昔から咲き続けている日本三大桜や日本五大桜は、いずれも国の天然記念物です。
これらは管理している人のみならず、多くの人たちの愛で守ってきたからこそ、現在私たちは観賞することができています。
愛でて楽しむだけでなく、先人たちや管理している人たちに感謝しないといけませんね。
提供元・FUNDO
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