釣友に良型のアタリが集中

私がバラした後、八木さんも先程釣り上げた尾長メジナを活かしバッカンに入れて釣り座に戻ってきて釣り再開。コマセを撒くとまだその下でメジナが見えている。25cmの尾長メジナを八木さんが釣り上げた。どうやら、コマセに集まっているのは尾長メジナの群れのようだ。

ここまで釣れているのは全て尾長。と考えているとまた八木さんが大きくアワセを入れた。先程の引きに負けないほどだ。沖に走り出したので、青物か何か?と2人で考えたが、いずれにしてもじっくりやり取りをしてとアドバイス。潮が下げて足場がかなり低くなっているため、一段低い場所に降りて私がタモ入れをした。

長さ5.5mのタモでどうにか掬うことができた。これも良いサイズだ。よく見ると何と口太メジナ。尾長しか釣れてなかったから驚き。それと同時にサイズも良型なのには更に驚き。40cmの丸々と肥えた口太メジナ。40cmアップのメジナを2匹も釣るなんて、まさに八木ちゃんデーだ。

沖磯フカセ釣りで良型メジナを手中【静岡県・西伊豆】口太と尾長の両方を狙う40cmの口太メジナ(提供:TSURINEWSライター・塩田哲雄)

時間にして8時から10時頃の間にメジナが釣れた。しかしその後の時間帯、メジナは全く見えなくなってしまう。

魚は釣れても40cm超えのアイゴ、イズズミ、アオブダイといった他魚ばかりに終わってしまう。帰港後、港で5月月例会の表彰を行った。見事、優勝は八木さんの尾長メジナ43cmに輝いた。

入梅を迎える時期のメジナ釣り予想

例年水温は更に上昇しながら安定してくる。エサ取りの活性はかなり高くなると同時に、口太メジナ、尾長メジナ共に冬場とはまた違った強烈な引きを楽しませてくれるシーズンとなる。

エサ取り対策が良型を釣り上げられるかどうかの決め手。梅雨グレといわれる時期なので、天候によっては暑さ対策や雨天対策をしっかり準備して大型メジナを釣りに行こう。

沖磯フカセ釣りで良型メジナを手中【静岡県・西伊豆】口太と尾長の両方を狙う筆者の最終釣果(提供:TSURINEWSライター・塩田哲雄)

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<塩田哲雄/TSURINEWSライター>

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