今年もいよいよ長良川郡上のアユ釣りが解禁する。解禁日は6月3日土曜日。放流量は1万6千kgと、相変わらずズバ抜けた放流量だ。放流されるアユは、全て岐阜県魚苗センター海産系F‐1。その中に早期から期待できる早期遡上群種苗が、4千800kg含まれている。要は解禁初期から掛かりやすいアユということだ。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

アユのトモ釣りにオススメの河川紹介2023:長良川郡上協管内(岐阜)

長良川郡上のアユ釣りポイント

気になる天然遡上アユは例年より早く遡上しているようで、4月に入ってから遡上数もうなぎ上りのようだ。早くに遡上するということは、早くに掛かりだす可能性が高いので、今年も郡上から目が離せない。

アユのトモ釣りにオススメの河川紹介2023:長良川郡上協管内(岐阜) トモ釣りタックル(作図:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

今回紹介するのは郡上大和の西河橋~和合橋。このエリアはトモ釣り専用区でもある。専用区の期間は6月3日から9月11日。

アユのトモ釣りにオススメの河川紹介2023:長良川郡上協管内(岐阜) 長良川・郡上大和のポイント(作図:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

A地点

Aは西河橋上流の左岸の流れで瀬肩になる。右岸はチャラ瀬で、左岸がメインのポイント。一見流れが緩そうに見えるが、以外に押しが強い。

堤防や橋から丸見えのポイントで、石やアユもよく見える。普通に狙ってもそこそこ釣れるが、少し濁りが入ったときの方が釣れることが多い。また橋の真下はサオ抜けで、上流から下流へ落とし込んでやると釣れるが、取り込みには苦労する。

B地点

Bは西河橋下流左岸の流れ。左岸に流れが寄っているので、中州側から徐々に攻めていく形になる。石が川の中にいくつかあるので、まずは石周りでオトリを確保してから左岸のヘチを狙う。左岸のヘチに良型がいる。高水時は掛かりアユが流れに乗って一気に下る。川底の石が結構細かく、足を取られるので注意してほしい。

アユのトモ釣りにオススメの河川紹介2023:長良川郡上協管内(岐阜) 西河橋の下流の様子(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

C地点

Cは西河橋右岸の流れ。ここは普段はアカが腐っている。増水後の残りアカがポイントだ。平水時や渇水時はあまり期待できないが、増水時なら拾える。

D地点

Dは支流の落部川が合流する辺りで、本命ポイントだ。この辺りの石は大きくアユも型がいい。増水時でも渇水時でも釣果が望める。しかしここは左岸からでもサオ出し可能なので人も多い。

E地点

Eも本命ポイント。東海北陸自動車道の橋脚周りで、橋すぐ上辺りが良い。ここも増水でも渇水でも釣果が出る。しかしここもまた右岸左岸からサオ出し可能なので激戦区だが、このポイントはいつ来ても期待を裏切らない。

アユのトモ釣りにオススメの河川紹介2023:長良川郡上協管内(岐阜)和合橋から上流を臨む(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)