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3.6 富士高砂酒造
3.7 FUJIYAMA HUNTER'S BEER

3.6 富士高砂酒造

富士・富士宮の観光におすすめ!豊富なグルメにおしゃれなカフェなど
(画像=『たびこふれ』より引用)

天保元年(1830年)創業の「高砂酒造」で酒蔵見学と日本酒の試飲をさせていただきました。

富士・富士宮の観光におすすめ!豊富なグルメにおしゃれなカフェなど
(画像=『たびこふれ』より引用)

お酒造りは温度管理が非常に大事だそうで、近年の温暖化や異常気象もお酒の旨みにかなり影響してしまうようです。大手企業ではエアコンで温度管理しているところもあるほどで、野菜などと同じでお酒も生き物なんですね~。また、原料であるお米を洗う時間によっても水分量が違ってくるようで、これもお酒の質を左右するそうです。もちろんこれらはお酒造りのほんの一部ですが、お酒造りってかなり細かいところまで気に掛けないといけないんだなーと実感しました。

また、以前は冬場になると石川県などから出稼ぎに来る人が何人もいたようですが、今ではほとんど出稼ぎに来ることはなく、人手不足で悩まれているとのことです。どの業界も人手不足は深刻なのですね。

富士・富士宮の観光におすすめ!豊富なグルメにおしゃれなカフェなど
(画像=『たびこふれ』より引用)

酒蔵見学を終えると、お酒の販売コーナーへ移りました。漫画家の松本零士さんがラベルデザインをしたお酒もあります。こちらは、47都道府県すべて別々の武将でデザインされたようですよ。

富士・富士宮の観光におすすめ!豊富なグルメにおしゃれなカフェなど
(画像=『たびこふれ』より引用)

富士山型のボトル。お土産に喜ばれそうですね。

富士・富士宮の観光におすすめ!豊富なグルメにおしゃれなカフェなど
(画像=『たびこふれ』より引用)

この甘酒はなんとノンアルコール。最近、甘酒が体に良いと女性に人気なんだそうで、豆乳で割ったりして飲むようですよ。体に良い食品ってどんどん出てくるもんですね~。

富士・富士宮の観光におすすめ!豊富なグルメにおしゃれなカフェなど
(画像=『たびこふれ』より引用)

試飲は5種類させていただきました。左から、松本零士さんデザインのもの、高砂と名の付いたものが2種、梅酒、ヨーグルト酒です。

日本酒3種はもちろんどれも美味しく、梅酒もこのままストレートでも全然くどくなく飲み続けられそうでとても美味しかったのですが、一番驚いたのが最後に飲んだヨーグルト酒です。

正直、お酒感が全くなく、朝食で「飲むヨーグルト」だと言われたら何も違和感なく飲めてしまう感じでした笑(私は日本酒が割と好きなので、日本酒が苦手な方にはさすがに少しお酒を感じてしまいますかね?)。でも、アルコールは6%です。飲み過ぎには気を付けましょう。

3.7 FUJIYAMA HUNTER'S BEER

富士・富士宮の観光におすすめ!豊富なグルメにおしゃれなカフェなど
(画像=<写真提供:一般社団法人富士山観光交流ビューロー>、『たびこふれ』より引用)

先程の日本酒を造る酒蔵やワインの醸造所は見学したことがありますが、ビールの醸造所は初めてです。富士宮市の自然豊かな静かな場所に「FUJIYAMA HUNTER'S BEER」があります。ここ最近、地ビールやクラフトビールと言われる、いわゆる小規模醸造のビールが流行っていますが、原料は大半が輸入されているようなのです。そこで、原料から自分たちで・地元で作ってしまおうと思い、こちらでビール作りが始まりました。

富士・富士宮の観光におすすめ!豊富なグルメにおしゃれなカフェなど
(画像=『たびこふれ』より引用)

笑顔が素敵でやや野生的な笑、代表の深澤さん。以前は別の醸 造所でビールを作っていたようですが、今年の4月、こちらにご自身の醸造所が完成したようです。

富士・富士宮の観光におすすめ!豊富なグルメにおしゃれなカフェなど
(画像=『たびこふれ』より引用)

ビールの原料は、麦芽とホップと水。全て地元の原料にこだわり、富士山から流れる水と、ご自身の手で栽培された麦芽とホップで作られています。まずこちらは麦。お米と同じ畑にて、麦とお米を交互に栽培しているようです。

富士・富士宮の観光におすすめ!豊富なグルメにおしゃれなカフェなど
(画像=『たびこふれ』より引用)

そしてこちらがホップ。市販のビールの商品名にも含まれている「ホップ」。ビールの原料は、麦とホップ、、、?お酒が好きで基本的にはまずビールを飲む私ですが、ホップってどんなものなのか、今日の今日まで全く知りませんでした。植物ということすら、本当にこの日初めて知りました。

富士・富士宮の観光におすすめ!豊富なグルメにおしゃれなカフェなど
(画像=『たびこふれ』より引用)

そしてそのホップの栽培の様子も見せていただくことが出来ました。このような、ツル性の植物です。

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(画像=『たびこふれ』より引用)

この花の部分を摘み取ります。

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(画像=『たびこふれ』より引用)

こちらが摘み立てのホップ。このホップが、ビールの苦味と香りを生み出しているようです。この匂いをかいでみますと、柑橘系のさわやかなとても良い香りがしました!特にクラフトビールで強く感じられるあのフルーティな香りは、このホップのお陰だったのか~と身をもって実感できました。ちなみに、このホップをそのままグラスのビールに浮かべるだけでも、香りを楽しめるようですよ。

富士・富士宮の観光におすすめ!豊富なグルメにおしゃれなカフェなど
(画像=『たびこふれ』より引用)

瓶詰めされたビール。ラベルがとてもオシャレでカッコいいですね。ところで皆さん、「生ビール」ってどんなビールかご存知ですか?ホップに続き、生ビールの何が「生」なのかもよく分かっていなかった私ですが、日本で言う生ビールとは、「熱処理されていない」ビールのことを言うようです。熱処理するのは殺菌(酵母や細菌を取り除く)のためだそうですが、現在は熱処理ではなく「ろ過」によってそれが行えるようになったため、実は市販の缶ビールや瓶ビールもほとんどが「生ビール」なんだそうです。

こちらで作っているのも熱処理されていない生ビールですが、ろ過も行わず酵母を残しているようで、それにより酸味を含んだ香りや濃厚なコクが出るようです。ただし、常温では酵母の発酵が進んでしまうため、冷蔵保存必須。つまり本物の生ビールということです。

富士・富士宮の観光におすすめ!豊富なグルメにおしゃれなカフェなど
(画像=『たびこふれ』より引用)

ご自身で猟も行うという代表の深澤さん。ますます野生的な感じですね。こちらはイノシシの生ハムです。

富士・富士宮の観光におすすめ!豊富なグルメにおしゃれなカフェなど
(画像=『たびこふれ』より引用)

こちらはシカのジャーキー。シカなんて恐らく食べたことないですが、なんとなく少し動物のにおいが強いイメージです。しかし、食べてみると全然臭くなくて美味しい!捕らえてすぐに血抜きなどの処理を行っているため、臭みがないんだそうです。

富士・富士宮の観光におすすめ!豊富なグルメにおしゃれなカフェなど
(画像=『たびこふれ』より引用)

醸造所に併設して、ビールとおつまみの販売も行っています。イノシシやシカは猟の状況によりお店にあるときとないときがあるようですので、売っていたらラッキーですね!

富士・富士宮の観光におすすめ!豊富なグルメにおしゃれなカフェなど
(画像=『たびこふれ』より引用)

こちらがビールのメニューです。

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(画像=『たびこふれ』より引用)

ビールは壁から注がれます!量り売りでの提供スタイルで、容器を持参すれば注いでいただけます。ビールの量り売りなんて初めて目にしましたが、作った人の顔が見えるということが非常に大事だと深澤さんは仰っていました。とても気持ち良く購入できますね。また、一度容器を購入すればゴミが出ないこともポイントだと仰っていました。ちなみに現在は、瓶ビールの販売も行っているようです(もちろん要冷蔵です)。

富士・富士宮の観光におすすめ!豊富なグルメにおしゃれなカフェなど
(画像=『たびこふれ』より引用)

ビールを4種類、試飲させていただきました。どれも本当にフルーティでとても美味しかったです!また、黒いビールはコーヒーのような風味もありました。ビール好きにはもちろん、ビールが少し苦手な方や女性にもオススメです!