最後に、ChatGPTで救済認定数を調べることは可能かどうか試してみました。

質問は、「疾病・障害認定審査会において2023年5月までに、新型コロナワクチンの副反応の心筋炎で、予防接種健康被害救済制度において救済認定されている件数を調べてください。」 としました。

申し訳ありませんが、私ChatGPTは人工知能の言語処理モデルであり、現在時点でのデータや統計情報を持っていません。しかしながら、私が知っている限り、疾病・障害認定審査会や予防接種健康被害救済制度に関する情報は、日本政府の関連機関や公式ウェブサイトなどから入手できる可能性があります。そちらをご確認いただくことをお勧めします。

ChatGPTでは最新のデータは学習していないとされていましたので、今回の質問には答えられないはずです。そのため、何か無理矢理もっともらしい返答をするのではないかと想像していましたが、まともな返答でした。返答できないものは、きちんと返答できないと答えるように改良されているようです。

次に、最新のデータも学習しているとされるBingのchatも試してみました。質問文は同じものです。

新型コロナワクチンの副反応の心筋炎については、厚生労働省が接種後の症状の報告を受けています。心筋炎は、10万人当たり1~2人程度の接種者で見られるとされています。副反応による健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく救済を受けることができます。しかし、救済認定されている件数については、公表されていないようです。申請や審査の状況については、厚生労働省にお問い合わせください。

残念な返答でした。心筋炎の救済認定数自体は公表されていませんが、 救済認定例のデータはPDFファイルとして公開されています。データファイルを読み込んで集計する機能はまだないようです。

なお、ChatGPTでもBingでも、毎回同じ返答をするわけではないようです。少し時間をおいて同じ質問をすると、かなり返答が変化する場合があるようです。

たとえばBingによる別の返答です。

新型コロナワクチンの副反応の心筋炎で救済認定されている件数については、厚生労働省の公表データ1によると、令和3年2月17日から令和4年12月18日までに、ファイザー社ワクチン接種後に1件、モデルナ社ワクチン接種後に2件の救済認定がありました。救済認定の基準や手続きについては、予防接種健康被害救済制度のページ2をご覧ください。心筋炎は、新型コロナウイルスワクチンの副反応の一つとしても知られていますが、感染症と副反応でなる場合を比べたところ、副反応の方が壊死する心筋の量が少なく、重症度は低いとみられるとの結果があります。また、副反応による心筋炎は10万人当たり1~2人程度の接種者で見られるという海外の報告もあります。副反応を疑う症状が認められた場合には、お住まいの都道府県の体制を確認して専門的な医療機関を受診してください。以上が私がお調べした情報です。ご参考になれば幸いです。