テナガエビ釣りの時期

地域によっても多少違いがありますが5月の中旬から釣れ出し、梅雨の頃が最盛期となります。真夏の頃になると卵を抱えた雌が釣れる事も増えてくると同時に、大型の雄テナガエビが減ってきたり、その特徴である大きな鉄脚が欠損したエビが多くなります。

そのような理由から、大型の立派なエビを狙う場合も梅雨前後がオススメです。シーズンとしては秋頃までは狙うことができ、水温が下がるとともに釣りにくくなります。

冬はどうしている?

テナガエビの寿命は環境や個体差にもよりますが1年~3年ほどとされており、低水温期も死滅したり冬眠はせず活動はしているようです。ただ、冬は水温の安定する深場に落ちることや、活性も下がってエサを食べる頻度も下がるので、冬に釣果を上げるのはかなり難しいでしょう。

テナガエビ釣りの竿

テナガエビ釣りの竿は全長2mまでのノベ竿が使いやすいです。釣具店に行くと初心者用の竿と仕掛けのセットが2000円程度など比較的安価で売られているので、入門者の方はそちらを買うのもいいでしょう。そこまでタックルにこだわる必要はなく、取り扱いやすい長さであればリールのあるものでも大丈夫です。

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汚いエリアのテナガエビ

都市河川や池などの止水域といった水質のあまり良くないエリアで釣った個体も、そこまで臭いが気になることは多くないエビで美味しく食べられます。ただ、体内に泥が残っていると少し泥臭さを感じることがあるため、できれば糞を出させて泥を吐かせたいところです。

泥抜きのやり方は、カルキ抜きをした水道水に1~2日程度生かしておきます。このときはやはりエアレーションなしでは死んでしまうので注意しましょう。また、水が汚れたら水換えもします。

食べる前の下処理

食べる際は氷水か酒や焼酎に5~10分程度漬けて締めた後、塩で揉み洗いし体表の苔や汚れを落とします。特に大型のエビは苔などがしっかりついていて、食べる際の臭みの原因になるので丁寧に取りましょう。

テナガエビ釣り総合ガイド【エサ・仕掛け・昼と夜の釣り方・釣り場紹介】定番の唐揚げは絶品(提供:週刊つりニュース関東版 青砥一生)

下処理が済んだら殻ごと唐揚げやパスタなどにすると絶品です。また、たくさん釣れた場合は、一度茹でて冷凍しておくと長持ちします。

オススメ釣り場紹介

都市近郊にあり足場のいいファミリーでも行きやすいポイントを中心に、当サイトのテナガエビの釣行記や釣り場紹介記事をまとめました。釣り場選びの参考にしてみてください。

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<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>

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