根本問題

NHK首脳部としては、今回の決着のシナリオをどう描いているのか。稲葉会長は今回の件の調査と対策を約束したが、残念ながら玉虫色のものか、一部に責任を押し付けて組織防衛を図るような結論しか期待できないだろう。

また、その建付け次第では、今後板挟みにあったA氏の周辺から自殺者が出る可能性もある。

NHKはそのような事に至らぬように対策すべきだが、NHK組織内のどの部分で、どの時点で、どのような過程で「偽装」の意思決定が行われたのかは、全てが明らかになる迄追及され続けなければならない。

なお、そもそもの根本問題は、ワクチン被害について頑なに伝えようとしないNHKを筆頭とした大手メディアの姿勢と、実質的にそれに影響を与えている政府の方針である。

NHKは本件についての訂正放送、検証番組を全力で避けようとするだろうが、それも当然になされなければならず、そこまで追い込む必要がある。

今回の件で風穴が開けば、それを梃子に大手メディアと政府の姿勢を矯正する契機となる。

サリドマイドも最初から薬害と認識された訳ではない。コロナの場合、今後もし弱毒化等により「ワクチンのリスク > コロナのリスク」となった事が職掌により認識出来た時期等が客観的に特定されれば、そこを基点とした関係者の刑事責任追及の可能性も出てくるだろう。

その際、もしワクチン接種を推奨するだけで、薬害の訴えについて「報道しない自由」を振りかざし続けるならば、NHKを筆頭とした大手メディアも対象から除外されるべきではない。