北米で急増する「悪魔憑き」

「エクソシスト養成講座」の授業内容とは? 急増する「悪魔憑き」との霊的戦争が勃発か
(画像=画像は「getty images」より引用,『TOCANA』より 引用)

 養成講座の事例研究にみられるように、元々、南米、アフリカ、東南アジアにおいては「祓魔術式」は、キリスト教と現地宗教の対立として理解されてきた。しかし、現在のアメリカではそれ以上の要素がある。もっとも印象深い事件は、2012年「マイアミゾンビ」事件だ。ドラッグ中毒に陥った男が、別の男の顔面75%を文字通り噛み砕き食べたと報じられた。犯人は銃で撃たれながらも息絶えるまで喰い続けた。薬物中毒の結果とされたが、のちに検死によって否定されている。多くの人々が「悪魔憑き」の可能性を指摘しているとおり、今後、宗教間の対立を超えた形で「マイアミゾンビ」のような事件が多発する可能性がある。
 すなわち、このような極端かつ強力な「悪魔憑き」に対応するために全キリスト教から招集された精鋭部隊の創設、その舵取りをめぐる政治的争いが、今回の「エクソシスト養成講座」開放なのかもしれない。