今夜10時放送の「カズレーザーと学ぶ。」(日テレ)では、「居酒屋でお金の話を聞かれている?突然の怪電話&謎の投資グループからの誘い…あなたの個人情報を狙う犯罪組織の最新手口!」が放送される。
なんとしてでも金を騙し取ろうという巧みな詐欺の手口には舌を巻くことがあるが、中学生レベルの数学の知識があれば事前にその罠を見抜くことができるかもしれない。
以下、確率の問題を取り扱った過去記事を再掲する。
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※ こちらの記事は2021年10月24日の記事を再掲しています。
世の中は「確率」で溢れている。誰もが義務教育の範囲内で確率について学ぶが、高校を卒業した後もそれを正確に覚えて理解し、日々の生活で活用できている人は多くないだろう。しかし、義務教育の範囲内である以上、確率は大人の基礎的教養として外すことのできないものだ。
事実、日常生活の多くの場面で、または災害などに巻き込まれた緊急時において確率を知っていることが大きな意味を持つ。わずかに得するといった話にとどまらず、生死を分けるようなケースさえあるのだ。もはや確率は、数学という科目の中でも人生で最も役立つものと言っても差し支えないだろう。以下、厳選した小クイズを再掲する。脳と意識のアンチエイジング、知性と感性のブラッシュアップのためにも、ぜひ挑戦していただきたい。

世の中には、確率を正しく理解していない人たちを騙そうとする詐欺があふれていますが、あなたは大丈夫? 今回は確率のテストです。
【問題】
家路を歩くサラリーマンに声をかける者がありました。
「そこの若いの、わしとゲームをしないかね?」
1人の老人が、路上に座り込んでニヤニヤしています。老人の前には小さな箱があります。
「この箱の中には、赤玉が2つ、白玉が2つ入っている。おまえさんがこの箱から同時に2つの玉を取り出すのさ。2つが同じ色だったらおまえさんの勝ちで、わしがおまえさんに千円を払おう。逆に、2つが違う色だったらわしの勝ちで、おまえさんはわしに千円を払う。2つが同じ色か違う色かで、おまえさんとわしが勝つ確率はそれぞれ1/2。公平なゲームだろ?」
老人の話を聞いたサラリーマンは内心思いました。
(同じ色の組み合わせは、赤と赤、白と白の2パターン。逆に、違う色の組み合わせは、赤と白の1パターンだけ。ということは、俺が勝つ確率は2/3で、爺さんが勝つ確率は1/3。このゲームを何回もやれば、俺は儲かるぞ!)
サラリーマンは、笑いたくなるのをこらえて、「ゲームをしましょう」と応えました。さて、このゲーム、サラリーマンと老人のどちらに有利でしょうか?
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