海外の夜景と言えば、どこの国や都市が思い浮かびますか?
香港・モナコ・シンガポール・フランスなど、高層ビルのカラフルなネオンやライトアップが彩る国の名をあげる方が、多いのではないでしょうか。

ですが、世界にはもっともっと評価されても良い夜景がたくさんあります。
今回は世界100以上の都市を見てきた中から、黄金に輝く夜景「モンテネグロ・コトル」「ボリビア・ラパス」「ハンガリー・ブダペスト」の3都市を紹介します。

目次
アドリア海を灯す夜景「コトル」
星屑の街「ラパス」

アドリア海を灯す夜景「コトル」

実際に見てほしい!!モンテネグロ・ボリビア・ハンガリーの黄金に輝く夜景
(画像=『たびこふれ』より引用)

東欧モンテネグロの世界遺産の街コトル。山と崖に挟まれた立地を活かし、中世では難攻不落の城塞都市として繁栄していました。現代は国際バスや豪華客船が行き来するバルカン半島の拠点としても、多くの観光客で賑わってます。

写真は城壁の上から撮影した一枚です。アドリア海の入り江を灯すように立ち並ぶ街灯と、山と海の自然が調和した風光明媚な景色を求めて多くのリピーターが訪れています。旅好きのヨーロッパ人がもう一度行きたい都市に名をあげることでも有名なので、観光客の年齢層は隣のクロアチアよりかなり高めでした。
そんな旅の玄人たちをうならせるコトルの夜景をご覧ください。

写真のスポット情報 サン・ジョバンニ要塞/Castel of san Giovanni

・国:モンテネグロ
・都市:コトル
・場所:サン・ジョバンニ要塞/Castel of san Giovanni
・アクセス:コトル旧市街から城壁の階段を30分ほど登ります。
・服装:11月の日中は羽織が一枚あれば大丈夫。日が出てる時間に登る際は帽子を必ず持って行きましょう。夜は風が吹くのでウィンドブレーカーを持ってく行くことをおすすめします。
・夜の治安:コトルはヨーロッパでも指折りの治安の良い都市とされてます。夜景スポットまでほぼ一本道で観光客が多いため、最低限の注意を払えば不安になることはありません。

【コトルのこぼれ話1】

コトルに訪れた観光客が必ず訪れるといっても過言ではないサン・ジョバンニ要塞。絶景スポットへ向かう道中は多くの観光客とすれ違います。「HELLO」と挨拶をしてくれるので、笑顔で「HELLO!!」と返してあげましょう。

【コトルのこぼれ話2】

山頂に着くと日本人が珍しいのか、モンテネグロ人に囲まれ「一緒に写真を撮ってくれ」と頼まれます。写真の後は「NAGOYA!」と言いながら握手を求められました。「ナゴヤ?」の意味がわからず握手をしていましたが、サッカー好きな私はすぐ理由がわかりました。「ナゴヤ」とは、サッカー元ユーゴスラビア代表「ストイコビッチ」が選手、監督として所属していたチーム、名古屋グランパスエイトの拠点の都市だったからです。モンテネグロ人にとってストイコビッチは英雄であり、名古屋は聖地であると、教えてもらいました。ストイコビッチのおかげで親日家が多くすごく親切にしてもらいました。スポーツが世界を平和にする瞬間を感じた、思い入れのある場所でもあります。

実際に見てほしい!!モンテネグロ・ボリビア・ハンガリーの黄金に輝く夜景
(画像=『たびこふれ』より引用)

夕暮れからのマイベストショットです。

実際に見てほしい!!モンテネグロ・ボリビア・ハンガリーの黄金に輝く夜景
(画像=『たびこふれ』より引用)

コトル旧市街の入口で堂々と座り込む謎の人形!人形の詳細を他の観光客や現地人っぽい人に聞いても、みんな首をかしげるので、私は勝手に「女神さま」と呼んでました。
コトルに訪れたさいには、女神さまにも挨拶に行ってみてください。

星屑の街「ラパス」

実際に見てほしい!!モンテネグロ・ボリビア・ハンガリーの黄金に輝く夜景
(画像=『たびこふれ』より引用)

日本のほぼ真裏に位置する南米のボリビア。首都ラパスの標高は約3600m、世界一標高の高い首都であり、その高さは富士山の頂とほぼ同等です。すり鉢状に形成された土地に築き上げた都市は、ラパスならではの独特な街並みを楽しめます。

3000m超えの高地では5分程度歩くだけで息が切れます。それでも足を運んでほしいのが、「ミラドール キリキリ」です。スペイン語で「展望台」の意味を持つミラドール。ミラドールに立てば、ひとつひとつの灯りがより一層きらめき、すり鉢状に広がる星屑のような街の全体を、視界に収めることができます。

写真のスポット情報 ミラドール キリキリ/Mirador Killi Killi

・国:ボリビア
・都市:ラパス 
・場所:展望台キリキリ/Mirador Killi Killi
・アクセス:ラパスの中心地サンフランシスコ教会から徒歩約20分
・服装:標高が高いので年間を通して冷えこむ時期が多いので、夏でもライトダウン以上は持ってきてほしいです。坂道や階段が多い街なので、歩きやすい服と靴が望ましいです。派手な服装はスリなどに狙われやすくなるので気をつけましょう。
・夜の治安:ラパス自体の治安が良いはと言えません。険しい登坂で体力も低下するため、昼でもタクシーを使うことを強くおすすめします。

【ラパスのこぼれ話】

標高が3000m越えになると高山病にかかる観光客も少なくありません。ラパス初日の私も軽い高山病の症状を発祥させました。主な症状としては頭痛と軽い吐き気。高山病対策の薬「ダイアモックス」を所持していたので、1回の服用で半日後には症状も収まり高知順応ができました。薬以外の対処法は、ラパスには酸素缶を売ってるお店や、酸素吸引ができる簡易休憩所などもあるので、高山病の症状が少しでも感じたらぜひ利用してみてください。初日は激しい行動やお酒は控えてください。

実際に見てほしい!!モンテネグロ・ボリビア・ハンガリーの黄金に輝く夜景
(画像=『たびこふれ』より引用)

アンデス山脈の一角、標高約6400mイリマニ山も眺めることができます。