5月23日は「キスの日」ということで、一部SNSでは毎年この日にちなんで様々な「キス」に関連する画像や情報が投稿されます。
とはいえ筆者のような人間にとっては……「キス」という行為とは無縁。……なのですが、待て待て。なにもキスは、唇と唇を交わす、いわゆるリア充の特権である「接吻」だけではないはず!
ということで、今日の「キスの日」にちなんで、あの「キス」を味わってきました。
「キスの日」とはそもそも、日本初のキスシーンを撮った映画「はたちの青春」が1946年(昭和21年)のこの日公開されたことに由来しています。
1946年といえば、第二次世界大戦が終わってまだ1年しか経過しておりません。そんな時代の、まだまだ恋愛描写にウブだった日本の映画業界において、「キスシーン」が流れたというのは革命的だったに違いありません。
そしてそのシーンが放映されるという事自体、ある意味「日本の転換期」であったことは言うまでもありません。
そんな「転換期」である「キスの日」にちなんで……私も人生における「転換期」をむかえたい。ということで、人生「初キス」を味わいリア充するという大胆不敵な行為を計画。
その「初キス」を味わう場所は、筆者が住む静岡県浜松市のお隣、磐田市にある大衆食堂「大川屋」さん。しょ!食堂!?どういうことか頭がバグっている方、ご安心ください。それで問題ございません。

■ 初キスを味わってきた
食堂に入り今回の目的を果たすため、さっそく商品を注文していきます。

「ミックスフライ定食」にしましょうかね。この中に今回の目的物があるわけです。そして待つこと5分ほど……出てきました今回の目的物。

ミックスフライ定食!(1000円:税込)

の中にある真ん中の「キスフライ」。
そうです、今日は「キスの日」ということで、キスにちなみ、魚のキスを揚げた「キスフライ」を食べに来たのです。実はこの「大川屋」さんは、地元では肉や魚のフライが美味しいと人気のお店。そして3種類ある「ミックスフライ定食」には必ず1品「キスフライ」が入っているほど、キス推しのお店でもあるのです。

ではいただきます……とその前に、気になるのが、この定食の本当に素朴で美味そうな件。メインはミックスフライですが、セットで出てきた豚汁のクオリティも素晴らしい。汁が黄金に輝いているのです。
味の方は、やはり思った通り絶品。濃厚な豚肉のエキスが見事に味噌汁とマッチしていて、サブなのにメイン並の破壊力がある味わい。

そして付け合せのサラダパスタも、申し分ないほどの濃厚さ。素朴すぎず、かつ主張しすぎない、脇役としての立場をわきまえた空気の読める存在。

小鉢の豆腐もこの季節にピッタリ。ひんやりとした味わいにピリッ!と生姜が効いている。ミックスフライの箸休めとして食べると格別であることは間違いない。

さて、それでは本題の「キスフライ」を食べていきます。
筆者が「キスフライ」を食べるのは、今回が初めて。というか、キス自体を食べたことがなく、つまり「初キス」ということになるわけです。
そんな「初キス」の味わいはどんなものでしょうか、口に入れてみると……