ポイントを開拓してみよう
ナマズやライギョを狙うアングラーにとって、ポイントを公に明かすことはタブーとされている。元々内水面は海に比べて釣りができるエリアが限られる上、ひとつのポイントに入れる人数も非常に少ない。堤防のように何十人とエントリーすることはまず不可能だからだ。
そこで自分だけのポイントを開拓してみてはどうだろう。今はグーグルマップという便利なツールがある。愛知県でいえば日光川、新川、庄内川など、大きな河川に注ぐ川の支流をまずチェック。そのさらに支流や流れ込む水路などを見てみる。さらには広がる水田地帯に、網の目のように広がる用水路も確認しておきたい。
ナマズはまたげるような狭い水路や、足首ぐらいまでの水深でも夜になるとエサを求めて徘徊している。固定観念にとらわれずに探してみよう。
合わせて確認したいのが駐車場所だ。周りの住民の迷惑にならないよう、駐車しても邪魔にならない場所は必ず確認しておこう。
そして必ず明るい時間帯にポイントを下見しておくこと。グーグルマップで良さげに見えても、行ってみたら水がなかったり、水深が予想以上に深かったりすることもある。前述の駐車場所もそうだ。行ってみたら駐禁の看板があったなど。その逆も大いにあるが、実際行ってみないと分からないことも多い。
さらに突き詰めてどこに立ち位置を取るか、どこへキャストするかなどもシュミレーションしておくと実際に釣り場に立ったときに、戸惑うことは少なくなるはずだ。
おすすめポイント紹介
先ほどナマズのポイントを公にするのはタブーだと書いたが、それではあまりにも味気ないので、ここで超のつくほどメジャーなポイントを1つだけ紹介したい。愛知県稲沢市を流れる日光川と、その支流の光堂川が合流する地点だ。先ほどポイント開拓の項で書いた条件が、そのままピタリと当てはまる。
この原稿を書いている5月初旬現在では、橋のたもとに駐車スペースがあり、足場がいいコンクリート護岸ポイントとなる。時期によっては護岸の草がキレイに刈られていることもあるので、ナマズを着地させるシートは必ず持参したい。
日光川の対岸には民家が立ち並び、県道67は結構車の通りが多い。釣れても決して大声を上げず、控えめに楽しんでほしい。