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オーストラリアで最も危険なアトラクション!?
最後に

オーストラリアで最も危険なアトラクション!?

パースから南へ約350km下った森の中に、ペンバートン(Pemberton)という小さな町があります。ペンバートンはオーストラリアの中でも降水量が多いため、イチゴやアボカド、りんごなどの大規模ファームやワイナリーが沢山ある緑豊かな町です。そして、ペンバートンの象徴と言えばカリの森。カリの森の中のトレイルやサイクリング、カヤッキングはキャンプ好きのオーストラリア人には大人気です。

手付かずの自然が多く残る、西オーストラリア州の魅力。オーストラリアで最も危険なアトラクションに挑戦しませんか!?
(画像=『たびこふれ』より引用)

そして、『オーストラリアで最も危険なアトラクション』と言われる、カリの木登りが出来ることでも有名です。カリの木はその背の高さを活かして、1930年代から『火事の見張り台』として木の上に展望台が建てられました。現在は3つの展望台が一般に公開されており、観光客でも登ることができます。どうやって登るかというと・・・木に打ってある鉄の杭をひたすら登るだけ!

手付かずの自然が多く残る、西オーストラリア州の魅力。オーストラリアで最も危険なアトラクションに挑戦しませんか!?
(画像=『たびこふれ』より引用)

直径約3mのカリの木に、長さ約1mの杭が螺旋状に打たれています。それをひたすら登り続けるというアトラクションです。何がそんなに危険かというと、命綱はありません。インストラクターなどはいません。下りも同じ杭を使います。杭の周りには、落下防止のセイフティーネットは有りますが、目が粗いので携帯などの小物は通り抜けてしまいます。

全てが自己責任ですが、もちろん杭は定期的に点検されていますし、これまでにカリの木登りによる死亡事故は起きていませんのでご安心を!気になる木の高さですが、ペンバートンには(というか、世界中でここだけですが)登れるカリの木が3本あります。

Dave Evans Bicentennial tree

  • 木の高さ:75m(杭:165本)
  • 場所:Warren National Park (ウォーレン国立公園内)。町の中心部から車で15分ほど。
  • 備考:火の見張り台(木)としては世界で一番高い。また、3本の中で一番新しい展望台(1988年に杭が打たれた)で、頂上までに3段階のプラットフォームがあるので、休憩しながら登れる。

Gloucester tree

  • 木の高さ:61m(杭:153本)
  • 場所:Gloucester National Park (グロスター国立公園内)。ペンバートンの町中心部から2km
  • 特徴:Dave Evans Bicentennialに次ぐ世界で2番目。ペンバートンの町から近いので、車が無くても大丈夫。

Diamond tree

  • 木の高さ:51m(杭:130本)
  • 場所:ペンバートンとマンジマップの間。どちらの町からも車で15分ほど。
  • 特徴:頂上にある"木造"の小屋は、現在登れる展望台としては世界でここだけ。ハイウェイに近いので、頂上からの景色で道路が見えてしまうのが少し残念。

3本とも樹齢約250年と言われています。頂上に着いた時の達成感は大きいですよ!そして、何よりも絶景が待っています。

最後に

ちょっと人と違った旅がしたいという人にはとってもオススメ!みなさんが思うオーストラリアとしては、日本からは少し遠い西オーストラリア州ですが、来る価値は絶対ありの場所です。ここで、自分だけの景色を楽しみませんか!?

文・写真・ナイーブME/提供元・たびこふれ

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