【1日目ランチ】

ピサラディエール半分こしたあと、週の前半に出すようになった名物ストックフィッシュ。おいしいけど、まだ魚が馴染んでない。この料理、二日目か三日目の状態の方が好き。

【2日目ディナー】

サーディンファルシ(惚れ惚れする)ののち、パニスをつまみに挟んで、最愛ピストゥパスタ。これぞ、夏以外の”ラ・メランダ”の王道!(夏は、極上ラタトゥイユやフルールドクルジェットも出てくるのでチョイスがより難しくなる)

大好物のソーセージ&レンズ豆やマントンタルトも食べたいけれど、また今度。時をおかずに再訪できますように。

横のテーブルと仲よくなりがちな”ラ・メランダ”だけど、今夜はちょっと勝手が違う。ちょっとピリッとするシチュエーションののち、最終的にとっても仲よしに。超お金持ちもしくは超フーディーな男性と、ラグジュアリーなマダム。かな〜りガストロノミーを極めていて、超マニアックな話題で盛り上がる。

今でこそ、ガストロノミーで活躍するシェフが、輝かしい場所を離れてビストロを出す、というのは珍しくなくなったけれど、ドミニクはその先駆者。30年も前に、ネグレスコの”ル・シャントクレール”で2つ星シェフとして活躍していたのを、辞めて、この街の名物ビストロでドミニクも足繁く通っていた”ラ・メランダ”を前オーナー夫妻から買い取った。今のメニューの大半は、当時からのもの。

”ル・シャントクレール”に初めて行ったのは1996年夏。この年にドミニクは”ラ・メランダ”を引き継いだ。私が行った頃は、もうネグレスコを離れていたのかしら?とてもおいしかった記憶はあるけれど、シェフのこと全然覚えてない。当時のシェフパティシエが、グレゴリー・コレだったのは、なぜかとてもよく覚えている。