例えば、この写真では隠れているウドは、薄くスライスされ、湯通しした後、水ではなく、出汁とヴィネガーの液体で色止めしているそう。それも、食べた時の他の野菜との味のバランスを考えて、ということだそうです。一口ずつ、かみしめていただきたいです。

2皿目は、大きな帆立に春菊のグリーンソース、カリッと揚げた山菜のベニエ。帆立のしっとりとした火入れに、新緑の季節にぴったりな緑のソース。

メインのお魚は、スズキのポワレにおかひじき。

メインのお肉は、ウズラ。ひとり分は半羽で、皮と胸肉の間に鶏肉のムース。胸肉の火入れがしっとりしているのは、皮との間のムースのおかげだそうです。

皮がこんなにキレイに残る様にムースを詰めるのって大変なのではと、その技術レベルに驚きます。さすが二つ星。

デザートは、バナナのアイスクリームと、パッションフルーツが真ん中に詰められたシャルロット。量が丁度良く、甘すぎないです。ダイエット中でも罪悪感なし。

飲み物はコーヒー、エスプレッソ、紅茶などの中から選べます。コーヒーは美味しくて、おかわり。スタッフの方々の、心地よいサービスで、初めてのお店でしたがリラックスできました。

お料理の味も素晴らしいですが、器も美しいです。

久しぶりに会った友人だと、話が尽きなくてお料理を味わう暇もあまり無く、話すのと食べるのとで忙しいのですが、共通の話題が少ない相手でも、おひとり様でも、料理や器を愛でるだけで楽しめます。

誕生日のメッセージ入りデザートもリクエストできます。東京の中心、六本木という場所柄、ビジネスの接待にも使えると思います。

梅雨入りかしら? というお天気が続いたあとに、突然夏の様に30度を超えた日でしたが、野菜たっぷりなリューズのお料理をいただいて、エネルギー補給が出来ました。

ぜひ一度訪れてみてください。

Restaurant Ryuzu(レストラン リューズ)