――予言・ 滅亡研究家の白神じゅりこが古今東西の予言者の言葉を独自に解釈、不確実・不確定な未来を生き抜く知恵を授ける連載。地震や台風などあらゆる自然災害、紛争・戦争などの人災の発生、 重要人物の急死あるいは復活、政治的スキャンダル、 歴史的大事件などを科学的・経験的な予測を超越した“予言” を通して眺めていく。

 今回は、オランダの地震予言者であるフランク・フッガービーツ氏を取り上げる。

 2月6日、トルコ南部のシリア国境近くで、M7.8とM7.5の大地震が立て続けに起こったが、筆者はフッガービーツ氏がこの地震を発生の3日前に予言していた可能性をトカナで紹介した。

オランダの地震予言者がトルコ大地震を発生3日前に予言していた! 正確なタイミングと規模… 独自の予測法「太陽系幾何学指標(SSGI)」とは?

 フッガービーツ氏は、太陽系の惑星と月の配置が地球上のプレートに影響を及ぼし、その結果地震が起こると主張しており、太陽系の惑星の位置をもとにした占星術的手法を用いて、地震発生周期を算出する「太陽系幾何学指標(Solar System Geomtry Index=SSGI)」から地震の発生を予測している。

 フッガービーツ氏の地震予測法は、科学者からの評判は悪いものの、これまでに、2015年9月16日チリ沖地震(M8.3)、2015年4月25日のネパール大地震(M7.8)、2016年4月16日の熊本地震(M7.3)、など数々の大地震を予測・的中させてきたといわれている。 

 以前から英タブロイド紙に取り上げられるなど世界的な知名度を誇っていたフッガービーツ氏だが、現在は特に「トルコ大地震を予言的中させた予言者」として、ネット上で注目が高まっている。

 今月にも自身のYouTubeチャンネルで公開した最新の動画で、巨大地震の発生を予想。注意喚起のためその詳細を紹介する。

能登半島大地震を予測!?

 ゴールデンウィーク中の5月5日午後2時42分、石川県能登地方でM5.9震度6強の地震が発生。その後も震度5強や4を含め地震が頻発しており、予断を許さない状況である。

 石川県能登地方で2018年頃から見られる地震活動は、2020年12月以降、より活発な傾向になっているが、今回の5日に発生した地震が最大となった。気象庁は、「1週間は余震・より強い揺れに警戒」と呼びかけている。

 フッガービーツ氏は、2023年5月7日に公開した動画の中で、5日に発生した能登地方での地震を惑星の配列から予測していたことを語った。

「5日に強い地震活動がありました。4日に重要な惑星幾何学の収束があり、それによるマグニチュード5から6を超える地震が起きると前回の動画で予測していました。その予測通り日本で大地震が発生しました」(フッガービーツ氏)

 今後、さらなる巨大地震が日本で起こるのか? フッガービーツ氏が2023年5月9日に公開した直近の動画の中で語ったことを取り上げる。