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ブランドビジネスの王者に君臨するモエヘネシー・ルイヴィトン(LVMH)のベルナール・アルノー氏(画像をブログで見る)が、アップルの創業者でアイフォンの生みの親、故スティーブ・ジョブズ氏と会った時の話を日本経済新聞で知りました。

アイフォンが30年後も使われていると思うかと聞かれて、ジョブズ氏は「わからない」と答えたそうです。

逆に、LVMHが取り扱う高級シャンパンドンペリニヨンについて同じ質問に、アルノー氏は「今後何世代にもわたって飲まれ続ける」と断言。

ジョブズ氏もそれに同意したというエピソードがあります。

アップルの製品にもオタクなファンはいますが、多くの消費者は利便性に価値を感じ使っています。

もし、テクノロジーの進化で、もっと便利で安いデバイスが生まれれば、アイフォンはあっという間に時代遅れなものになって、世の中から消えてしまうでしょう。

一方の、LVMHの展開するブランドビジネスには、熱狂的なファンがついています。

例えば、LVMHの代表ともいえるルイ・ヴィトンのバッグを使い勝手が良いという理由で選んでいる人はほとんどいないと思います。