2日目は26cmイワナから登場

遅い朝食を済ませ昼のおにぎりを用意して頂き、次の日は檜枝岐方面へ向かった。快晴の朝、雪化粧を纏う尾瀬の山々を背に、檜枝岐川は雪代も多くなってきている。

渓流釣りでイワナにヤマメと戯れる【福島・湯ノ岐川】温泉と宿も堪能の贅沢遠征釣行に檜枝岐方面へ向かう(提供:TSURINEWSライター中山祐司)

釣場は入漁券の範囲と決め支流の沢を目指すことに。藪沢である。記憶を辿り車をデボした渓は20年振りである。林道が少し荒れているが面影は残っていた。禁漁のない沢の一つである。

渓流釣りでイワナにヤマメと戯れる【福島・湯ノ岐川】温泉と宿も堪能の贅沢遠征釣行に渓流釣り仕掛け(作図:TSURINEWSライター中山祐司)

沢釣り開始

登山靴にスパッツを付け、沢釣りを開始。杣道からの拾い釣りである。軽アイゼンは外して来たが、雪量は問題なさそうだ。

渓流釣りでイワナにヤマメと戯れる【福島・湯ノ岐川】温泉と宿も堪能の贅沢遠征釣行に雪代の小沢へ(提供:TSURINEWSライター中山祐司)

杣道を登ること30分、谷筋の残雪を踏み固めながら斜面の残雪をヘツル、足場を確保したところで竿を出す。

渓流釣りでイワナにヤマメと戯れる【福島・湯ノ岐川】温泉と宿も堪能の贅沢遠征釣行に雪代の小沢にて(提供:TSURINEWSライター中山祐司)

岩を喰む白い流れのわずかな溜まりを見つけキジを投入した。イトが引き込まれると一呼吸置き一気に抜き上げたのは、26cmの天然イワナ。天上イト1.5号3本ヨリ道イトハリス通しの1号ナイロン目印1ヶ所ガン玉4Bの無骨な仕掛である。鉤はイワナの8号を使った。

渓流釣りでイワナにヤマメと戯れる【福島・湯ノ岐川】温泉と宿も堪能の贅沢遠征釣行に檜枝岐川支流でイワナキャッチ(提供:TSURINEWSライター中山祐司)

釣り上げたイワナは残雪にまみれていた。次の落込みで同サイズが出た。魚影が濃くなったようだ。

渓流釣りでイワナにヤマメと戯れる【福島・湯ノ岐川】温泉と宿も堪能の贅沢遠征釣行に渓流釣りでゲットしたイワナ(提供:TSURINEWSライター中山祐司)

獣の気配感じ退渓

高度が増しフキノトウの群落を抜けると、岩蔭に獣臭が感じられた。獣道があるのだろうか?熊の予感もする。ホイッスルを鳴らしながら辺りを見廻し、次のポイントを目指そうと意気込むも心が引けてきた。単独行の不安がよぎる。安全と楽しい釣行を優先に、無理をせずに納竿とした。

渓流釣りでイワナにヤマメと戯れる【福島・湯ノ岐川】温泉と宿も堪能の贅沢遠征釣行に日だまりのコーヒータイム(提供:TSURINEWSライター中山祐司)

コーヒータイムで落ち着きワタ処理をしたイワナは熊笹に添えて持ち帰ることに。時刻は15時を回っていた。

帰り際にルアーでヤマメ手中

帰路は朝調べておいた舘岩川の堰堤下でルアーを試みることにした。R352で舘岩川を上りたのせ特別魚区を抜けた辺り、公民館の横に駐車スペースを確保した。本流の橋から堰堤までを探ることに決め、左岸から釣り開始。

渓流釣りでイワナにヤマメと戯れる【福島・湯ノ岐川】温泉と宿も堪能の贅沢遠征釣行に渓流ルアーのタックル(作図:TSURINEWSライター中山祐司)

5ftのSPロッドに4lbのナイロンラインを100m C3にセットした愛用のタックルである。ルアーはABUトビーS 7g。実績のあるスプーンである。フックはシングルバーブレスに交換してある。

キャストを繰り返すと瀬のひらきで20cmほどのヤマメがヒット。試し釣りのつもりで立ち寄ったためカメラもネットも車である。リリースをし魚影の濃さを確認した。川幅もありここはルアーで楽しむのに良いところである。

渓流釣りでイワナにヤマメと戯れる【福島・湯ノ岐川】温泉と宿も堪能の贅沢遠征釣行に檜枝岐支流での釣果(提供:TSURINEWSライター中山祐司)

土手に上がると若いルアーマンに出逢った。地元の方でターゲットは30cm以上のヤマメとのこと。流れを読みラン&ガンで攻める彼は頼もしかった。別れを告げ、宿へ向かった。