審査なしで10万円借りるなら「クレジットカードのキャッシング枠」

クレジットカードのキャッシング枠はカードに設定された借り入れ枠のこと。クレジットカードの審査が通っていれば、カードを持っているだけで借り入れが可能になります。

【完全ガイド】10万円を借りる方法総まとめ:低金利から即日融資、公的融資まで
(画像=たとえば「楽天カード」の通常カードにもキャッシング枠は存在し、借り入れが可能。利用可能枠は1万円~90万円で、利用者の信用度などによって大きく違います。実質年率は18.0%で消費者金融に相当する年利です,『オトナライフ』より 引用)

審査がない分、金利が高いことが欠点です。返済計画をしっかりと立てて早期に返済することをおすすめします。

担保を活用して借りるなら「質屋」「定期預金担保貸付」「契約者貸付制度」

担保とは、お金を借りる人が貸す人に提供する、借りたお金の返済ができなくなったときに代わりになるもの。 たとえば不動産や自動車、宝石や貴金属などの財産や、定期預金や生命保険などの金融商品です。

こうした担保を活用することで、金利が低くなったり、審査が有利になったりする場合があります。

ここでは、担保を活用してお金を借りる方法として、「質屋」「定期預金担保貸付」「契約者貸付制度」の3つを紹介します。

質屋で即日融資:腕時計や貴金属などの品物を担保に

質屋では、担保で即日融資を受けることが可能。具体的には、宝石や貴金属、ブランド品や家電製品などの財産を持ち込むことで、その価値に応じてお金を借りることができるシステムになっています。

【完全ガイド】10万円を借りる方法総まとめ:低金利から即日融資、公的融資まで
(画像=融資額は担保の品の買取金額の7割から9割が目安。担保にした品物が、一定期間内に返済期限までに返せなかった場合、質屋はその品物を売却し、その代金を元利金として融資したお金の返済に充てます,『オトナライフ』より 引用)

定期預金担保貸付で借りる:銀行の定期預金を担保に利用

定期預金担保貸付は、銀行の定期預金を担保にして融資を受ける方法です。定期預金の金額に応じて、融資枠が設定されます。具体的には定期預金を担保に預金額の最大90%まで借り入れ可能で、金利は0.5%程度が目安です。

契約者貸付制度で借りる:生命保険を利用した融資

契約者貸付制度とは、生命保険の解約返戻金を担保にお金を借りることができるサービスです。

【完全ガイド】10万円を借りる方法総まとめ:低金利から即日融資、公的融資まで
(画像=生命保険の契約者貸付制度は、解約返戻金を担保にお金を借りることができるサービス。 保険を継続しながら借り入れができるので、保障の持続が可能です,『オトナライフ』より 引用)

融資額は払い戻し金額の7割~8割。おおむね15万円程度の解約払戻金があれば、10万円程度を借りるのは簡単でしょう。契約者貸付の金利は低いので、借りやすい方法の1つです。

公的融資制度を利用して国や行政から「10万円借りる」手もある

公的融資制度とは、国や地方自治体などの公的機関が個人や法人に対して融資を行う制度です。 公的融資制度には、個人向けと法人向けの二種類があります。 ここでは、個人向けの公的融資制度の中で、10万円程度の小額のお金を借りることができるものを紹介します。

生活福祉資金貸付制度の概要と審査基準

生活福祉資金貸付制度とは、生活困窮者やその恐れのある人に対し、市区町村が無利子でお金を貸す制度です。貸付を受けるには、市区町村の窓口で申請し、審査を受ける必要があります。

具体的には「総合支援金制度」をはじめとした、主に4通りの制度があります。

制度名 対象者 貸付限度額
総合支援金制度 失業等によって生活維持が困難な世帯に再就職までの支援金を支給 単身世帯で最大月15万円
福祉資金 障害者世帯で車椅子などの福祉機器の購入や住宅改修が必要な場合 対象経費により50万~460万円
教育支援基金 子どもの就学に際して入学経費や授業料などの支援が必要な世帯 ・高校 → 月3.5万円以内
・高専/短大 → 月6万円以内
・大学 → 月6.5万円以内
・修学支度費は50万円以内
不動産担保生活資金 現在住んでいる不動産を担保に融資を受けたい世帯 月額30万円以内