元夫「彼女は私の妻を毒殺しようとした」
夫妻一家の移住によってインディアナ州レイフェットに残されたナタリアは1人暮らしを余儀なくされ、2014年に警察に対して里親が自分を置き去りにしてカナダへ移住してしまったと訴えたのである。
その後の2016年にナタリアは複数の養子を持つマンズ夫妻に引き取られ、そこで事実上の家族の一員として暮らしているということだ。
マイケルとクリスティンへの起訴はその後に取り下げられ、法的には一応の結着を迎えることになった。
しかしマイケル・バーネットは“子供のふりをしたサイコパス”であるナタリアと過ごしたあの悪夢の2年間を決して水に流すことはできないと憤っている。
3部構成で公開される新たなドキュメンタリー『The Curious Case of Natalia Grace(ナタリア・グレース数奇な事件)』の中で、マイケルは家族が「虐待」され、ナタリアが家族を脅迫して殺そうとしたのだと激しく訴えた。
「私たちは皆、虐待を受けていました。とても嫌なことでした」とマイケルは叫ぶ。そして「彼女は私の(元)妻を毒殺しようとした」とマイケルは主張したのだ。
「ある夜、目を開けると、ナタリアがナイフを手にベッドの足元に立っていました」(マイケル)

クリスティンもまた当時の暮らしを涙ながらに振り返る。
「彼女が私のコーヒーに化学物質、漂白剤、洗剤のようなものを入れているのを見て、私は彼女に尋ねました。『何をしているのですか?』と。彼女は『あなたに毒を盛ろうとしているのです』と言いました」(クリスティン)
そして自分たちは決してナタリアに対してネグレクトしたわけではないと説明する。
「メディアは私たちを児童虐待者であるかのように描いていますが、ここには子供はいないのです」(クリスティン)
ナタリアを診断した複数の医師は全員、彼女が成人のみに診断される重度の精神疾患を患っていることを確認したといわれている。
番組は米テレビ放送・ディスカバリーチャンネルの新ブランドである「ID(Investigation Discovery)」で放送され、シリーズの初回放送は5月29日ということでその内容も気になるところだ。ともあれこの“リアルエスター事件”は現在も進行中の案件であるだけに今後も予断を許さないだろう。
参考:「Daily Mail」ほか
文=仲田しんじ
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提供元・TOCANA
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