ヒッチハイクの本当の動機

1980年代前半に20代半ばだった女性はある日、車で街へ向かっている途中、男性のヒッチハイカーに出くわし車内に招き入れた。

乗せた男性は話が面白くサービス精神が旺盛で、愉快な雑談を交わしながら街に向かい途中にはレストランで食事をして会話を楽しんだ。ちなみに男性はあまりお金の持ち合わせがなく、食事代は女性が払った。

こうして楽しいひと時を過ごして男性を街で降ろしたのだが、最後にお互いの電話番号を交換したのだった。

この1週間後、女性のもとに電話があった。ヒッチハイカーの男性からの電話だった。

男性は女性に過日のお礼を述べ、これほど女性に優しくされたことはないと深く感激した旨を伝えてきた。そしてヒッチハイクの本当の動機を語ったのである。

男性はヒッチハイクが成功した時点で、どこかのタイミングでドライバーの女性をレイプして殺害し、遺体をどこかへ捨てて奪った車で逃亡しようと考えていたというのである。しかし女性のあまりの優しさにそれができずに終わったことを正直に話し、その後に一方的に電話を切ったのだ。

ショックを受けた女性はこの一件以降、ヒッチハイクに応じなくなったということだ。

親切なカップル

ある男性がヒッチハイクをして、親切なカップルが乗っていた車に乗せてもらい運よく帰宅の途に就くことができた。

男性は家に帰ってしばらくして、ニュースであのカップルが強盗と殺人で指名手配中の犯罪者であることがわかり驚くと同時に背筋が凍りついた。しかもあの車のトランクには殺害した人物の遺体が詰め込まれていたというのである。

ヒッチハイカーの不思議で不気味な話14選!(前編) 性奴隷、連続殺人鬼、親切なカップル
(画像=画像は「Pixabay」より、『TOCANA』より引用)