DF:徳元悠平(FC東京)

国立競技場で開催となった多摩川クラシコ。金曜開催にも関わらず多くのサポーターが集まる中、調子が上向いてきていた川崎フロンターレをFC東京が2-1で下し、次節に向け弾みをつけた。この試合、FC東京の2点にいずれも絡んだのがDF徳本悠平だ。1点目はサイドから見事な切り返しで内側に侵入し利き足ではない右足を振り抜き強烈なシュートを叩き込み、2点目もゴール前へ鋭いグラウンダーのクロスを供給しアシストを記録。連敗中のチームを救う活躍を見せた。


ヴィッセル神戸 MF山口蛍 写真:Getty Images

MF:山口蛍(ヴィッセル神戸)

サンフレッチェ広島との上位対決を制し、他の上位陣も含め勝ち点差を広げることに成功したヴィッセル神戸(2-0)。そんな勝利に、MF山口蛍が豊富な運動量で大いに貢献している。攻守に渡り広範囲に顔を出し、先制点の場面ではゴール前に迫力あるスプリントでプレッシャーをかけオウンゴールを誘発。別の場面でも、チャンスと見るや前へ出ていく判断力と走力を見せるなど、分厚い攻撃の創出に貢献した。

セレッソ大阪 MF香川真司 写真:Getty Images

MF:香川真司(セレッソ大阪)

勝ちが続かず、思うように波に乗れないセレッソ大阪。今第13節も決して楽ではない1点差の試合展開ながら辛くも勝利を収めた(対京都サンガ1-0)。しかし、そんな中でもMF香川真司の冷静かつ的確な働きぶりは、チームに安定感をもたらしていたと言えよう。サイドまで出て行き前を向かせない守備の強度と、パスコースに入りつなぎを簡単に許さない働きで、守備陣の負担軽減に貢献した。


浦和レッズ MF大久保智明 写真:Getty Images

MF:大久保智明(浦和レッズ)

今第13節は、前半戦思うように流れを掴めない中で後半頭から出場した浦和レッズのMF大久保智明。浮き球に反応してのゴールはもちろん、前半にはなかなか見られなかった突破力、さらには高精度のパスやクロスで決定機を作るなど躍動。結果的に勝利を呼び込んだ逆転ゴールを含め、攻撃面で改めて能力の高さを示す活躍を果たした(対ガンバ大阪3-1)。


アルビレックス新潟 MF伊藤涼太郎 写真:Getty Images

MF:伊藤涼太郎(アルビレックス新潟)

2023シーズンここまで、J1リーグの盛り上がりに一役買っているアルビレックス新潟のMF伊藤涼太郎。王者である横浜F・マリノスが相手であっても、その輝きは際立っていた。的確なポジショニングでボールを集め、距離にかかわらず正確かつスピード感のあるパスでチャンスを演出。さらにゴール前でも変わらぬ冷静さで得点も挙げ、4戦未勝利だったチームに久々の勝利をもたらした(2-1)。


北海道コンサドーレ札幌 MF浅野雄也 写真:Getty Images