新宿と中野新橋で民泊施設を運営していますが、どちらも今年に入ってから稼働率は絶好調です。その理由は言うまでもなく、外国人の来日が増えてインバウンド需要が高まったことです(写真は中野新橋の民泊物件)。

昨年までのこれらの民泊施設は、日本人の利用が圧倒的でした。

日本人の利用は、宿泊よりも室内でのパーティー利用がほとんどでした。買出しにいって食べ物やドリンクを持ちこむホームパーティーです。飲食店に行くよりも費用を安く抑えることができ、時間制限もありません。また他のお客さんと一緒になることもありませんから、コロナ感染リスクも低いという訳です。

しかし、そのマナーは必ずしも良いとは言えません。清掃担当の人たちによれば、退室後の室内は、食べ物のゴミやドリンクの空き缶が散乱。長時間の滞在で泥酔する人も多いせいか、部屋の汚れがひどかったり、水回りが激しく汚れていることも珍しくありません。

さらに、室内で興奮して暴れる人もいるようで、備品のソファの脚が折れたりすることもありました。家具が破壊されるというのは、通常の利用では考えられない事態です。

利用料金は人数によって変わってくるのですが、過小申告したことが発覚する悪質な利用者もいます。追加で料金の支払いを請求することになります。