MF稲垣祥(名古屋グランパス)

タックル数1位、走行距離2位(@JSTATS)

2020シーズンから、名古屋グランパスの中盤に君臨し続けているMF稲垣祥。今2023シーズンもタックル数は54で断トツのリーグトップ(2位は43)。それでいて警告(イエローカード)は1枚のみと非常にクリーンな選手だ。

ここまで全試合フルタイム出場で走行距離はリーグ2位となる148.994km。そのタフさも大きな魅力だ。常にピッチにいる頼れるキャプテンの存在は、優勝争いをする上で非常に偉大である。


セレッソ大阪 MF奥埜博亮 写真:Getty Images

MF奥埜博亮(セレッソ大阪)

走行距離1位、タックル数2位(@JSTATS)

4バックという軸は不変の中で、多様なシステムを用いている2023シーズンのセレッソ大阪。システムと同様に、ボランチでは様々な選手が起用されているが、MF奥埜博亮だけは不動である。

全試合スタメン出場を続けており、走行距離151.131kmはリーグトップ。さらにタックル数は43で警告(イエローカード)はゼロ。リーグ屈指の守備力とクリーンさを併せ持ち、33歳になってもなお衰えの気配はない。


北海道コンサドーレ札幌 MF金子拓郎 写真:Getty Images

MF金子拓郎(北海道コンサドーレ札幌)

ドリブル数1位、クロス数1位、こぼれ球奪取数2位(@JSTATS)

ミハイロ・ペトロヴィッチ監督のチームらしく、2023シーズンも得点数・失点数ともに多い北海道コンサドーレ札幌。リーグ2位タイの25得点を誇るチームの中で、MF金子拓郎は右サイドの槍となっている。

ドリブル数82は断トツのトップ(2位は52)、クロス数は55でこちらもトップ。深い切り返しでの打開力はリーグ全体を見渡しても群を抜いており、こぼれ球奪取数も60でリーグ2位と攻撃だけにとどまらない能力の高さも魅力だ。


アルビレックス新潟 MF伊藤涼太郎 写真:Getty Images

MF伊藤涼太郎(アルビレックス新潟)

ラストパス数1位、スルーパス数2位(@JSTATS)

J1復帰を果たしたアルビレックス新潟の攻撃を引っ張る背番号13の王様、MF伊藤涼太郎。王様といっても自己中心的なプレーではなく、チームの勝利のために戦える紳士的な王様だ。それは29ものラストパス数、38ものスルーパス数からも明らかである。

チームは序盤戦の好調ぶりから一転、現在5戦連続で勝ちなしと徐々に順位を落としているが、勝利を求める伊藤の活躍で再び上昇気流に乗れるか見どころだ。