FWエウベル(横浜F・マリノス)
アシスト数1位、スルーパス数3位(@JSTATS)
2023シーズン開幕より、ややスタートで躓いたものの現在2位へと浮上した王者、横浜F・マリノス。用いる4-2-1-3システムにおいて、左ウイングにFWエウベルがいる効果は絶大だ。
ここまで全試合にスタメン出場し、12試合で4得点6アシストを記録。チーム全体の25得点のうち10得点に絡んでいる。スルーパス数も36と多く、ゴール近くでボールを受けると何でもできてしまう選手といえるだろう。

DF畠中慎之輔(横浜F・マリノス)
パス数1位、クリア数3位タイ(@JSTATS)
横浜F・マリノスの守備の要であるDF畠中慎之輔。チームの1試合平均パス数はリーグ全体で4位のため、いかに組み立てで畠中を経由するケースが多いかが分かる。パスの成功率も84.3%と高く、ボールを握りながら相手を崩そうとする横浜のサッカーには不可欠な存在だ。
クリア数も64と非常に多く、危機察知能力にも優れている。センターバックコンビを組むことの多いDF角田涼太朗が、5月9日に右第五中足骨骨折と発表されたため、昨2022シーズン王者が連覇を果たすためには、より一層畠中の頑張りが必要になる。

FWマテウス・カストロ(名古屋グランパス)
シュート数1位、スルーパス数1位、枠内シュート数2位(@JSTATS)
ここ数シーズン、堅守を誇る一方で得点力にやや欠ける名古屋グランパス。その中で2020シーズンから攻撃陣を引っ張ってきたのがFWマテウス・カストロだ。2020シーズンは9得点、2021シーズンは7得点、2022シーズンは8得点と安定した活躍をみせてきた。2023シーズンはここまで1得点とゴール数は伸び悩んでいるが、シュート数は38でリーグトップ、枠内シュート数は18でリーグ2位。
強引にシュートを狙う場面もあるが、枠を捉える確率は39.5%と悪くないため、これからゴール数が増えていく可能性は高い。スルーパス数も45とリーグトップで、成功率も53.3%と高い。名古屋は今季、FWキャスパー・ユンカーという強力なストライカーを確保しており、ここからマテウスの得点数が増加すれば、現在の3位からさらに上位に上がる可能性を秘めている。
