生活やビジネスで活用できる知識を、大人の教養として蓄えていきたいと考えている人は多いはず。そんなとき、情報が体系立ててまとめられている“本”は、インプットにとてもおすすめです。

ビル・ゲイツ氏やユニクロの柳井正氏など、世界に名だたる経営者は、例外なく膨大な量の本を読んでいる読書家です。読書によってスキルと知見を高めているからこそ、強力にビジネスを推し進めることができるのです。

とはいえ、読書が苦手、読書に集中できない、読んでも身にならない、内容が記憶に残らない……など、読書の悩みを持つ人もいるでしょう。それはただ単に、自分に適した読み方を知らないだけ。

そこで今回は、会計士であり、大手コンサルティングファーム出身の経営者であり、youtubeの書籍紹介チャンネルは登録者が13万人超、自著の累計販売部数は55万部と、多彩な分野で活躍をする金川顕教氏の著書「世界の研究事例×100冊のベストセラー 科学的に正しい読書術」から一部を抜粋・再構成して読書の技法を紹介します。

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読書の効果を最大化する目的明確化術

本の内容を人生に役立てたくて読書をするときには、明確な目的を持つことが大切です。しかし、「そう言われても、読書の目的なんて考えたことがなかった」という人がほとんどではないかと思います。 そこで、読書の目的を明確にする方法を3つのステップに分けて紹介します。