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気軽に挑戦できるかも?ヴィーガン、ベジタリアンフードが豊富なイギリス
ヴィーガンは「生き方」そのもの
気軽に挑戦できるかも?ヴィーガン、ベジタリアンフードが豊富なイギリス
ごはんにお肉やお魚のおかずを食べるというスタイルで育った日本人にとっては「ヴィーガンってなにを食べている?」と思いがちですが、イギリスではスーパーマーケットやカフェ、レストランなどでも数多く手軽にヴィーガンフードが手に入ります。
最大手スーパー「Tesco(テスコ)」

最大手スーパー・テスコには、ベジタリアンとヴィーガンのコーナーが大きく設置されています。野菜スープのようなものはもちろん、代替肉を使ったソーセージやベーコン、パスタやインド料理系なども並んでいます。

おどろきは、チーズを使っていない「ヴィーガンピザ」。普通のピザにしか見えませんよね?

牛乳に替わるミルク(ソヤミルクやアーモンドミルク、オーツミルクなど)の種類も豊富です。
Pret A Manger(プレタモンジュ)

人気のカフェチェーン「プレタモンジュ」では、ヴェジタリアン専門の店舗もイギリス国内で6店舗、展開されています。

扱っているサンドイッチやバケット類もすべてもベジタリアン、もしくはヴィーガンです。

ベジタリアンかヴィーガンかもしっかり表記されているためとても分かりやすいです。
SUSHI&BENTO WASABI(わさび)

ヴィーガンの人の増加によって再び注目を集めており、イギリスでは密かな日本食の再ブームが訪れています。
ファーストフードのような雰囲気で、店内でイートインすることも可能ですが、テイクアウェイも人気のWASABI(わさび)はヴィーガンのイギリス人に大人気です。

お魚を使わないお寿司が彩りよく並び、軽いランチにぴったりのセットが6ポンド前後(約900円)程度です。インフレの激しいイギリスでは、まあまあリーズナブルと言えます。こちらもしっかりヴィーガンがベジタリアンの表記がされています。
ヴィーガンチョコレート専門店「Montezuma's(モンテズマ)」

チョコレートはミルクが入っているため、以前はヴィーガンの人が恋しいと思う食材の常に上位でしたが、現在ではなんとヴィーガンチョコレート専門店まであります。ポップな雰囲気の店内には様々な種類のチョコレートが並びます。


もちろんサステイナビリティも意識された栽培、製造方法でヴィーガンに支持されています。値段は普通の板チョコレートが2.5ポンド(約400円)ほどと決して安くはありませんが、ヴィーガンの人がご褒美として買ったり、ヴィーガンのお友達へのちょっとしたプレゼントとしても人気です。
ヴィーガンは「生き方」そのもの

パブでもかなり一般的にヴィーガンバーガーもしくはベジタリアンバーガーが食べられます。パテの部分は代替肉のときもあれば、お芋や豆腐などで作られたコロッケのようなものが挟まっていることもありますが、ありきたりのハンバーガーよりずっとおいしいことが多く、パブに行くと決まってメニューをチェックします。
「食に疎い」と言われ悪名高いイギリスですが、なぜヴィーガンはこんなに浸透しているのかと思うかもしれません。
その理由は!ヴィーガンは「食」ではなく「ライフスタイル」だからと私は思います。
イギリスでは自分らしさ、自分が好きなものを「自ら選んで」生きていくことの大切さを学校や家庭で叩き込まれて育ちます。そのため環境問題に熱い想いがある人や、健康的な食生活にあこがれる人が次々と「ヴィーガン」という生き方を選択しているのです。
よって、人数が増えれば需要も上がるため、飲食業界では「ヴィーガン」向けの展開がされています。また、ヴィーガンは食生活にとどまらず、「ヴィーガンコスメ」「ヴィーガンファッション」というように自然を搾取しないライフスタイルとして定着しています。
文・写真・ちき/提供元・たびこふれ
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