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ラブストーリーが残るオリャンタイタンボ伝説
オリャンタイタンボ遺跡のまとめ

ラブストーリーが残るオリャンタイタンボ伝説

ペルー・オリャンタイタンボ遺跡はマチュピチュに行くなら必ず訪れたいインカの村
(画像=<プラットフォームを繋ぐ廊下のような道>、『たびこふれ』より引用)

オリャンタイタンボとその要塞は、インカ帝国第9代皇帝パチャクテック(1418~1471/1472)の大規模な建築計画によるもので、インカの領土をクスコ周辺から広大な帝国に拡大しました。オリャンタイタンボの町は、インカ時代のラブストーリーの伝説にもつながっています。

インカのパチャクテックが最も信頼していた平民出身の戦士であるオリャンタイ将軍が、インカ軍の将軍としての功績が認められ、重要な貢ぎ物をもらったといいます。その儀式の最中、オリャンタイ将軍は一人の美しい女性に心を奪われてしまいました。インカのパチャクテックの娘の一人であるクシ・コイルールです。

インカの血筋を持つ者同士の結婚しか許されない帝国の掟から、この関係が2人の秘密のロマンスの中心軸となります。もちろんオリャンタイ将軍は王家の血を引いていなかったため、ロミオとジュリエット状態!

オリャンタイ将軍はインカの前に現れ、王女との結婚を申し込みました。しかし、パチャクテックはこれを拒否しました。そして、怒ったパチャクテックはオリャンタイ将軍を解雇し、娘を太陽の処女院に追放してしまいました。

それまで二人の恋は秘密にされていましたが、やがて二人の子である娘ユマ・スマックが誕生します。子供もできてしまい、どうする!?という感じでストーリーが進んでいきます。

6月に、このオリャンタイタンボ遺跡でこのラブストーリーの演劇が見られるようなので、オリャンタイ将軍とプリンセス・クシの恋の行方が気になる方はチェックしてみては!?

このことから、オリャンタイタンボの村は彼の名を冠して名づけられました。

オリャンタイタンボ遺跡のまとめ

オリャンタイタンボ遺跡の歴史と、今でも語り継がれるラブストーリーいかがでしたでしょうか?

遺跡に行っても、そういったドラマがあったのがここなのか~!と想いを馳せると楽しいですね。

ペルー・オリャンタイタンボ遺跡はマチュピチュに行くなら必ず訪れたいインカの村
(画像=<オリャンタイタンボ村の民家の間の小道>、『たびこふれ』より引用)

この写真は、オリャンタイタンボ村に泊まった時に、今でも昔の石造りを生かしてそのまま人々が住み続けている、素敵なジブリのような世界に感動したので撮影しました。

大きな石で作られた門のお家は、位の高い人が住んでいたそうです。そんな村に泊まるのも楽しい経験です。

文・写真・Ai Nishino/提供元・たびこふれ

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