また、憲法改正や「政治決断」を巡る部分における提言は、我が意を得たりという思いで拝読をさせていただきました。
「まずスケジュールを決めるべきだ」といえば、「スケジュールありきで憲法改正を進めるのは乱暴だ。もっと丁寧な議論が必要」と批判される。しかし何年議論を続けたところで、反対派はいつまでも「もっと丁寧な議論が必要」と言い続けるだろう。議論が尽くされるのを待てば、永遠に発議はできない。 だからスケジュールを決める必要があるのだ。」
—『政治家の喧嘩力』松井 一郎著
批判を恐れず、決断へと進む。
著書の中では、橋下徹氏が「すべてを敵に回す覚悟」で基礎自治体への予算配分や福祉経費にまで切り込んで行政改革を行う様子が生々しく描かれています。
誰にでもできることではないけれど、それをするために「維新」が誕生し、我々がここにいる。
初心を忘れることなく、前に進んでいきたいと改めて。
■
その他、捨てどころのない身の詰まった本書ですが、個人的にハイライトに感じた一つは、
2009年の堺市長選挙への対応をめぐって「畏友」であった馬場伸幸・堺市議(当時)と松井さんが絶縁。馬場さんはしばらくは松井さんからの電話にすら出ず、飯を誘ってもけんもほろろの対応だった…
というところからの、「大阪の改革のため」に馬場さん大阪維新の結党へ参加を決断、という胸熱シーンが展開される部分です。
連休は終わりましたが、通勤時間のお供にぜひご一読くださいませ。
政治家の喧嘩力(松井一郎)
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2023年5月7日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。