4月8日(土)、栃木県塩谷町にある東古屋湖を訪れた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)
東古屋湖で大型ニジマス釣り
ここはダム湖を利用した巨大な管理釣り場で、鬼怒川漁協が管理している。解禁前に加えて、毎週定期的にレギュラーサイズと大型のニジマスを中心に放流が行なわれており、湖沼としてはかなり魚影が濃い。
ほかの湖沼に比べれば、50cm超級と出会える確率はかなり高く、岸釣りだけではなくボート釣りも楽しめる。また、水深2~3mの浅場から20mを超える深場まで探れるのもうれしい。
大型放流魚は浅場が鉄則
入漁券を購入し、ローボートを借りて出舟。上流部へ向かう。養殖された大型ニジマスは、放流されるとしばらくは浅場を好む。放流直後の養殖の大型を狙うには浅場が鉄則だ。
私の場合、同湖ではインレットを狙う。キャンプ場前で、ウェーディングのフライマンに邪魔にならない場所にアンカリングして開始。しかしアタリはなく、静かな立ち上がり。1時間ほどして、やっと35cm級ニジマスが釣れた。
大型を釣るには根気とこだわり、そこに妥協はない。チビマス100尾よりも、50cm超級1尾が私のスタイルだ。徹底的に浅場でアピール重視の釣りをする。具体的には、大きくて遠くからでも視認しやすい色のフライで、アクションを加えながら大型マスにアピールしていく。
ラン&ガンで57.5cmニジマス
私の釣りは、大別するとラン&ガンか、回遊ルートで待ち伏せかの2択。いずれも、リスクの高い釣りだ。同湖では前者を、ホームである芦ノ湖では後者を中心に釣る。
浅場を中心にラン&ガンで探っていくと40cm、45cmとサイズアップ。狙いの50cm超が出ないので、最上流部の東古屋橋下流まで移動してアシ際を探る。
しばらくして、3尾の大型が群れで泳ぐ姿を発見。泳ぐ先を想定してキャストし、鼻先にフライを通す。すると、一発でヒット。体をモジって抵抗するものの、激しい走りはなく、すんなりとネットイン。丸々とした57.5cmニジマスだ。ここでの大型は、この1尾だけ。
徐々に釣り下り、管理棟下流の松手沢ワンドに入る。ここはインレットの1つで、水が動くポイント。中央に陣取り、岸際を狙ってキャストを繰り返す。