黒坂岳央です。
どことなく「起業家な気質の遺伝子はあるかもしれない」という漠然とした感覚は昔からあった。
「高校生の時から転売やブログをしていた」
「学生の時から株取引をやっていた」
こういう人はなぜか親が投資家や経営者だったりする。実際、これまで経営者やフリーランスと出会ってきたが、彼らの多くはやはり親が同じく自営業だったパターンだった。
自分自身、祖母も父親も自営業をやっていた家に生まれ「起業なんて不安定な生き方は絶対したくない。自分は会社員でキャリアを追求する生き方をするぞ」と思っていたが、経営者の娘と出会って不思議とまるで導かれるように自営業者になった。
漠然としたこの感覚について本稿で取り上げたい。

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WU Executive Academy of Vienna University of Economics and Businessは「The Discovery of the Entrepreneurship Gene Can entrepreneurship be inherited?(起業家精神の遺伝子の発見 起業家精神は遺伝するのだろうか?)」という記事を発表した。同記事の内容を簡単に取り上げたい。