その独特なワーディングに、どこの国の国会議員なんだあろうと疑念をもつ人びとが現れました。

せっかく日本国民になったのに戻ることになるのは辛抱ならんと懸念する声も。

由緒正しい言葉だとしても、ふつうなかなか出てこないワードにちょっと不安になってきますよね。

このタイミングではなおさら・・・。

「人民」という用語は、北畠親房が『神皇正統記』でも用いている由緒正しい言葉であるようですが、「人民」に独特な意味が加わったのは戦後ではないでしょうか。

現代史の経緯としては、共産主義運動で「国民」(nation)よりも「人民」(people)が好んで使われたため、原義を離れて「人民」という言葉に、共産主義のイメージがついてしまっているようです。