ウキダンゴ釣りにチェンジ

3日間働いてやっと休み。30日のリベンジ釣行ということで天気予報とにらめっこの日が続いていたが、ふたを開ければなんと暖かい釣り日和。そこで今回から本来のダンゴ(ウキダンゴ)釣りにチェンジした。

4月4日、午前4時に起床。準備を済ませて車に乗り込み常滑港へ向かう。5時30分に駐車場に到着すると、5秒遅れで入ってきたのは釣友の成田さん。前日も釣りをしたのにサオを出しに来たようだ。前日バラしたクロダイを取りに来たとのこと。話を聞くと、良型クロダイを掛けたがハニーケーソンに潜られてハリス切れ。クロダイの活性が急に上がってきた様子。楽しみだと早々に釣り座へ向かった。

堤防からのウキダンゴ釣りでクロダイ6匹【愛知・常滑港】潮緩むと連発ウキダンゴ釣りのタックル(作図:週刊つりニュース中部版APC・日間賀島波止釣友会・中村輝夫)

成田さんは前日のポイントに入ったので、私は少し右側の離れた場所に釣り座を取る。少し休憩しようと思ったが、成田さんがまきエサの準備をしていたので、つられて私もまきエサ作りを始めた。

ダンゴを作り投入

今日からダンゴ釣りなのでまきエサが違う。マルキユーのウキダンゴXをベースにチヌスパイスと濁りオカラを入れて混ぜ合わせる。そこにアミエビ1kgと細引きさなぎと激荒を入れ、アミエビの水分を吸わせる。少し置いてさなぎに水分が行き渡ったらすべてをよく混ぜ合わせる。パサパサ感があれば海水を入れて混ぜ合わせれば完了だ。

堤防からのウキダンゴ釣りでクロダイ6匹【愛知・常滑港】潮緩むと連発 常滑港でウキダンゴ釣り(提供:週刊つりニュース中部版APC・日間賀島波止釣友会・中村輝夫)

先にテニスボール大のダンゴを7~8個ポイントに投入する。付けエサはマルキユーのくわせオキアミ食い込みイエロー。先打ちダンゴにクロダイを寄せている間にタックルを準備する。

次はタナ合わせ。潮は大潮で満潮が午前5時20分。すでに下げ潮に入っている。朝マヅメのモーニング狙いだが、さてどうだろう。タナ調整は5投目で完了。オキアミをハリに刺し、ダンゴを握って今年初のダンゴ釣りがスタートを切った。

待望のヒットに安堵

下げ潮にもかかわらず今のところ流れが弱い。クロダイがいれば釣れそうな雰囲気だったが、モーニングはこなかった。1時間、2時間といつも通りのパターンだ。

一時的に潮が速くなって緩む時間帯は午前10時ごろ。このころに時合いがくるはずと話していた午前9時20分、突然私のウキが海中に入った。アワセを入れると、サオがきれいな弧を描く。グングンと活発な引き込みは良型のクロダイだ。パワー全開で楽しませてくれたが、沖に向かって張り出しているギンパ草に絡んでしまい痛恨のバラシ。「あぁ~!」と声が出た。ハリスを1.5号にして再挑戦だ。

バラした後は釣れないと言うが、その通りで、干潮時間を迎えた。次の時合いは潮変わりだ。

そのとき成田さんのサオが大きく曲がった。「きたぁ」の声の方を見ると確かな引き込み。だがクロダイの姿を見たところでハニーケーソンの中に入ってしまいジエンド。

堤防からのウキダンゴ釣りでクロダイ6匹【愛知・常滑港】潮緩むと連発ウキダンゴ釣りで手中のクロダイ(提供:週刊つりニュース中部版APC・日間賀島波止釣友会・中村輝夫)

バラしたら次がこないよと言った矢先、私のウキが海中に入った。今度こそバラすものかと慎重に浮かせる。差し出したタモに収まったクロダイは38cm。3連敗で終了。ダンゴ釣り第1号に胸をなで下ろした。