賢い友達を持つと賢くなれる?
興味深いことに、この結果は当人の10~11歳時点でのIQや知性に影響を与える他の要素の影響(家庭での学習機会の豊かさや母親のIQ、受けている教育のレベルなど)を考慮しても変わらないという。子どもたちは自分と同じくらいのIQを持つ親友を選んだのではなく、賢い親友に影響を受けて、自分自身も賢く成長していくというのである。研究者らは、子どもは頭の良い親友の影響で勉強に励むようになり、知性も向上する可能性が高いとしている。論文はオンラインジャーナル「PsyArXiv」に今月投稿された。
考えてみれば、子どもの頃は友人たちとほぼ一緒に過ごしていた。学校でも放課後でも、時には塾や習いごとの時でも。1日に何時間と共に過ごす親友に大きな影響を受けるのも当然である。子どもを賢く育てたいなら、親があれこれ頑張るよりも、より賢い友達を作れるようにしてやるほうが早いのかもしれない。ただし、賢い子どもが必ずしも良い子とは限らないこともお忘れなきよう。良きにしろ悪しきにしろ、親友の影響が非常に大きいことは誰もが知るところであろう。
参考:「Daily Mail」「PsyArXiv」ほか
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提供元・TOCANA
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