ハイブリッド化で電動化の領域へ、初代XL40系(2020年)

「アメリカンではこれでもミニバン」日本で正規販売したら売れそうな『トヨタ シエナ』歴代モデルを一挙紹介【推し車】
全車ハイブリッド化された4代目シエナ(画像=『MOBY』より 引用)

2020年10月に発売した2021年モデルに始まる4代目の現行シエナでは、プラットフォームがTNGAアーキテクチャを使ったTNGA-Kとなり、ついにパワーユニットが2.5リッター直4ハイブリッドのTHS化、4WDも後輪にモーターを追加したi-FOURとなています。

フロントマスクも最新トヨタ車らしいキーンルックが取り入れられましたが、全体的なモチーフは「そうか?」とは思うものの、日本の新幹線をイメージしたそうです。

3列シートがボディサイズを活かしてゆったりしているのはもちろんですが、7人乗り仕様では2列目のキャプテンシートが65cmも超ロングスライド、3列目を畳んでたくさんの荷物を積みつつ、後ろに下げた2列目足元空間は広大。

7人乗り仕様の上級グレードには2列目にオットマンという足置きも装備し、ビジネスシーンでも快適な長距離移動を提供可能な、4人乗り豪華リムジンとしても使用可能です。

燃費も向上したことや、大型・高級化したミニバンやSUVが日本でもコンパクトカーと二極化した好調なセールスを記録しているため、この4代目発表時には「日本でも導入すれば売れるのでは?」と話題になりました。

しかし、基本的にはオデッセイを大きくしたようなロールーフ、あるいはセミハイルーフミニバンというべきクルマですから、アルファード/ヴェルファイアに比べて高さ方向の余裕では劣り、仮に日本へ導入しても快適性の面でかなわない、となりそうです。

特に2023年は新型アル/ヴェル、レクサスLMが登場しそうですし、シエナに日本での正規輸入販売という話が出るとしても、新型アル/ヴェル系が意外な不人気に留まった場合に、まずは実験的な販売、本格的販売は次世代から検討と手順を踏むのかもしれません。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

文・MOBY編集部/提供元・MOBY

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