ターボ車はどんな人に必要?

ターボ付き軽自動車おすすめ9選!ターボは必要?デメリットなど解説
(画像=@xiaosan/stock.adobe.com、『MOBY』より 引用)

ターボ車はどのような生活環境・使用条件が課されている人に必要とされるでしょうか。

以下の3つの条件に当てはまる人なら、ターボ車を購入するのはマストと考えてよいかもしれません。

  • 山坂道が多い&山奥に住んでいる人
  • 高速道路を走行する機械が多い人
  • 定員上限の4名まで乗せて車を走らせる機会が多い人

山坂道が多い&山奥に住んでいる人

「山坂道が多い&山奥に住んでいる人」なら、ターボ車を選択するメリットが大きいです。

NAエンジン車と比較して出力とトルクの性能が高く、急な上り坂が待ち構えていてもパワー不足を感じないのが強みとなります。

また、山奥に住んでいる人も、山坂道の多さに加えてエンジンパワーを要する道路が多いため、ターボチャージャーによるパワーアシストがあると走行しやすくなるでしょう。

高速道路を走行する機会が多い人

「高速道路を走行する機会が多い人」も、ターボ車を選ぶべきかもしれません。

一般道と異なり法定速度が引き上げられているため、80km/hや100km/hなど高速域での走行が高速道路で求められます。

また、ICから料金所を経て、本線に入りたい際も「合流車線」を使って車を加速させなければなりません。道路状況によってはNAエンジン仕様であると心もとない局面もあります。

それらの状況でもターボチャージャーが搭載されている車両なら、合流車線から本線まで、高速道路でも性能を引き出して運転しやすくしてくれるでしょう。

定員上限の4名まで乗せて車を走らせる機会が多い人

「定員上限の4名まで乗せて車を走らせる機会が多い人」も、ターボ車を選ぶとよいでしょう。

軽自動車は660cc未満のエンジン排気量で、かつ最大乗車定員は4名と決まっています。普通乗用車より厳しい条件である中、2名や3名、4名と乗る人が増えるごとに車への負担が大きくなり、走行中のパワー不足を感じるでしょう。

そこで、ターボチャージャーのアシストがあれば、NAエンジン車よりも出力・トルクに優れているためパワー不足を解消するのに役立ちます。家族や友人と一緒に軽自動車を使って移動するのであれば、ターボチャージャー付きのグレードを選ぶなど工夫するとよいかもしれません。

新車で買えるターボ付き軽自動車おすすめ9選

この項目では、「新車で買えるターボ付き軽自動車」と銘打って、おすすめのモデルを9つピックアップしました。

近年人気のスペースハイトワゴンやクロスオーバーSUV、2ドアオープンカーなど様々な車種でターボチャージャーが装着されたグレードを用意しています。

おすすめのターボ付き軽自動車は以下の9車です。

  1. スズキ ハスラー
  2. スズキ ジムニー
  3. ダイハツ タフト
  4. ダイハツ タント
  5. ダイハツ コペン
  6. ホンダ N-BOX
  7. ホンダ N-WGN
  8. 日産 デイズ
  9. 三菱 eKクロス

※1 今回取り上げている車種は2023年2月時点で新車生産・販売されている車種です
※2 スベック値はターボチャージャー搭載車のみ対象としています

スズキ ハスラー

ターボ付き軽自動車おすすめ9選!ターボは必要?デメリットなど解説
(画像=スズキ ハスラー J STYLEⅡターボ、『MOBY』より 引用)

トールワゴン系のボディにSUV要素を加えて、新たなジャンル開拓を実現したスズキ「ハスラー」。2014年に初代が登場してヒット作となったのち、2019年から2代目へ進化しています。

2代目ではエンジンの種類を問わずに、マイルドハイブリッドシステムが搭載されているのが特徴。「R06A」型エンジンを搭載したターボチャージャー装着車も対象で、WLTCモード燃費も1リッターあたり20km/Lを達成しています。スズキでラインナップされている軽自動車で複数の車種に使用されているエンジンであり、パワフルかつ信頼性の高さが魅力です。

ハスラーに用意されているターボチャージャー装着グレードは以下のとおりです。

  • HYBRID Xターボ(2WD、4WD)
  • HYBRID Gターボ(2WD、4WD)
  • J STYLEⅡターボ(2WD、4WD)

車種の詳細情報

  • 全長(mm):3,395
  • 全幅(mm):1,475
  • 全高(mm):1,680
  • 車両重量(kg):840~890
  • 燃費(WLTCモード、km/L):20.8~22.6

スズキ ジムニー

ターボ付き軽自動車おすすめ9選!ターボは必要?デメリットなど解説
(画像=スズキ ジムニー(2018年)、『MOBY』より 引用)

1970年、当時唯一の4WD軽自動車として誕生したのち、半世紀の歴史をもつスズキ「ジムニー」。

2018年に登場した現行モデルは、専用チューンが施された「R06A」型ターボエンジンにラインナップを統一。どのグレードでも軽自動車規格で設けられた自主規制値の64馬力を実現しています。

ジムニーに用意されているターボチャージャー装着グレードは以下のとおりです。

  • XC(4WD)
  • XL(4WD)
  • XG(4WD)

車種の詳細情報

  • 全長(mm):3,395
  • 全幅(mm):1,475
  • 全高(mm):1,725
  • 車両重量(kg):1,040~1,050
  • 燃費(WLTCモード、km/L):14.3~16.6

ダイハツ タフト

ターボ付き軽自動車おすすめ9選!ターボは必要?デメリットなど解説
(画像=ダイハツ タフト Gターボ “クロム ベンチャー”、『MOBY』より 引用)

ダイハツのクルマづくり「DNGA」(DAIHATSU New Global Architecture)モデル第3弾で誕生したのが「タフト」。

2020年に登場以降、ターボチャージャー装着車が当初よりラインナップされています。DNGAの思想を取り入れた新しいプラットフォーム・高剛性ボディに対応すべく、燃焼効率を向上させて加速性能をアップさせているのが強みです。

タフトに用意されているターボチャージャー装着グレードは以下のとおりです。

  • Gターボ “ダーククロム ベンチャー”(2WD、4WD)
  • Gターボ “クロム ベンチャー”(2WD、4WD)
  • Gターボ(2WD、4WD)
  • Xターボ(2WD、4WD)

車種の詳細情報

  • 全長(mm):3,395
  • 全幅(mm):1,475
  • 全高(mm):1,630
  • 車両重量(kg):840~890
  • 燃費(WLTCモード、km/L):21.1~21.3

ダイハツ タント

ターボ付き軽自動車おすすめ9選!ターボは必要?デメリットなど解説
(画像=ダイハツ タント ファンクロスターボ、『MOBY』より 引用)

2003年の初代登場以降、スペースハイトワゴン人気の先駆けとなったダイハツ「タント」。

現行モデルは2019年に登場。2022年に大幅なマイナーチェンジを受け、新バージョン“ファンクロス”の登場などで商品力が向上しました。

CVTによるスムーズな加速が可能で、気持ちよさを重視したターボエンジンは、スペースハイトワゴンの弱点となる車両重量のハンデを補います。

タントに用意されているターボチャージャー装着グレードは以下のとおりです。

  • ファンクロスターボ(2WD、4WD)
  • カスタムRS(2WD、4WD)
  • Xターボ(2WD、4WD)

車種の詳細情報

  • 全長(mm):3,395
  • 全幅(mm):1,475
  • 全高(mm):1,755
  • 車両重量(kg):920~980
  • 燃費(WLTCモード、km/L):19.6~21.2

ダイハツ コペン

ターボ付き軽自動車おすすめ9選!ターボは必要?デメリットなど解説
(画像=ダイハツ コペン GRスポーツ、『MOBY』より 引用)

現在市販されている軽自動車で唯一の2ドアオープンカーであるダイハツ「コペン」。2014年に登場した現行モデルは、スポーツカーマニアを含め車好きに親しまれています。

コペンはすべてのグレードでターボチャージャーを搭載。トランスミッションは、5速MT(マニュアル)およびCVTのいずれかより選択可能。

コペンに用意されているターボチャージャー装着グレードは以下のとおりです。

  • Robe
  • XPLAY
  • Cero
  • GR SPORT

車種の詳細情報

  • 全長(mm):3,395
  • 全幅(mm):1,475
  • 全高(mm):1,280
  • 車両重量(kg):850~870
  • 燃費(WLTCモード、km/L):18.6~19.2

ホンダ N-BOX

ターボ付き軽自動車おすすめ9選!ターボは必要?デメリットなど解説
(画像=N-BOX Custom EXターボ、『MOBY』より 引用)

ホンダが生産した軽自動車では早いペースで累計販売台数200万台を達成したモデルが「N-BOX」です。2017年に登場した2代目も、引き続き軽自動車の販売ランキングで上位に君臨しています。

N-BOXも他のライバル車種と同様、ターボチャージャー搭載車を用意。性能を向上させたCVTトランスミッションとの組み合わせで、快適な乗り心地を実現しています。

N-BOXに用意されているターボチャージャー装着グレードは以下のとおりです。

  • Lターボ(2WD、4WD)
  • EXターボ(2WD、4WD)
  • Custom Lターボ(2WD、4WD)
  • Custom EXターボ(2WD、4WD)

車種の詳細情報

  • 全長(mm):3,395
  • 全幅(mm):1,475
  • 全高(mm):1,790~1,815
  • 車両重量(kg):920~960
  • 燃費(WLTCモード、km/L):19.0~20.2

ホンダ N-WGN

ターボ付き軽自動車おすすめ9選!ターボは必要?デメリットなど解説
(画像=ホンダ N-WGN Lターボ、『MOBY』より 引用)

トールワゴンタイプの軽自動車であるホンダ「N-WGN」。2019年に登場した現行モデルは、2022年に年次改良を受けて大幅リニューアルがなされました。

ターボチャージャーは最上級グレード「Lターボ」にのみ装着しています。軽自動車の自主規制値64馬力を絞り出すと同時に、マニュアルモード付CVTトランスミッションでスポーツカーの雰囲気を味わえるのが特徴です。

N-WGNに用意されているターボチャージャー装着グレードは以下のとおりです。

  • Lターボ(2WD、4WD)

車種の詳細情報

  • 全長(mm):3,395
  • 全幅(mm):1,475
  • 全高(mm):1,705~1,725
  • 車両重量(kg):870~930
  • 燃費(WLTCモード、km/L):20.0~21.2

日産 デイズ

ターボ付き軽自動車おすすめ9選!ターボは必要?デメリットなど解説
(画像=日産 デイズ ハイウェイスターGターボ、『MOBY』より 引用)

日産自動車と三菱自動車の合弁会社「NMKV」により企画された車種である「デイズ」。2019年に登場した2代目モデルでは、日産が中心で企画・開発が進められています。

デイズにもターボチャージャーが装着されたグレードがラインナップされています。“スマートシンプルハイブリッド”と呼ばれる回生用モーターを搭載。ブレーキ操作で発生するエネルギーを再び走行面で活用できて、燃費の向上に役立っています。

デイズに用意されているターボチャージャー装着グレードは以下のとおりです。

  • ハイウェイスターGターボ(2WD、4WD)
  • ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション(2WD、4WD)

車種の詳細情報

  • 全長(mm):3,395
  • 全幅(mm):1,475
  • 全高(mm):1,650~1,670
  • 車両重量(kg):870~940
  • 燃費(WLTCモード、km/L):19.4~21.5

三菱 eKクロス

ターボ付き軽自動車おすすめ9選!ターボは必要?デメリットなど解説
(画像=三菱 eKクロス T、『MOBY』より 引用)

三菱「eKクロス」は、2019年に登場したクロスオーバーSUVチックの軽自動車です。日産自動車と三菱自動車の合弁会社「NMKV」で企画された車種。ノーマルモデル「eKワゴン」の外観に手が加わり、“ダイナミックシールド”のフロントマスクが特徴です。

eKクロスのターボチャージャー装着モデルにはマイルドハイブリッドシステムを採用。エネルギーを回生して再び走行動力として活用できるのが強み。燃費性能の向上にも繋がっています。

eKクロスに用意されているターボチャージャー装着グレードは以下のとおりです。

  • T(2WD、4WD)
  • T Premium(2WD、4WD)

車種の詳細情報

  • 全長(mm):3,395
  • 全幅(mm):1,475
  • 全高(mm):1,650~1,670
  • 車両重量(kg):870~940
  • 燃費(WLTCモード、km/L):19.4~21.5