皇嗣殿下になられたことによって、スタッフも20人から50人に増えたし、新型コロナ渦も終わったので公務も飛躍的に増える。両陛下の公務が上皇陛下よりかなり少なくなっているので、その分は皇嗣殿下の公務が平成時代の東宮より多くなることも予想される。(記事では触れてないが、それに、皇居・新御所の私室は17部屋970平方メートル・秋篠宮邸の私室は8部屋室472平方メートルで家族数も考えたら比べものにならないというコメントもあった)。
佳子さまが新築部分に移られないのが非難されているが、そう遠くない将来に結婚して出て行かれる可能性が高い佳子様が、もともと事務スペースや倉庫として残すことになっていた旧館のほうにそのまま留まることは自然だし、無駄な費用が発生することでもない。
29歳で独身でしっかり仕事もしている娘が、親と少し距離をとって離れにすむことが「わがまま」でもあるまい。大学生の愛子さまが三年間、自宅に籠もって外出せず両親と365日、24時間一緒におられるより、よほど普通だろう。
また、記事では、明治以来の皇族の住まいの歴史を振り返っている。なんなら、ヤフコメも含めてご覧頂いたら面白いだろう。
いよいよ明日は、チャールズ国王の戴冠式。これについては、事前でも事後でも『英国王室と日本人:華麗なるロイヤルファミリーの物語』(小学館 八幡和郎・篠塚隆)を読んでもらうと、いろいろ楽しめると思う。関係者にも参考にしていただいていると聞いている。
しかし、この渡英についても、秋篠宮皇嗣殿下ご一家へのバッシングが止まらない。この約1カ月の間にも、国民の批判を煽るような記事が掲載された。
秋篠宮ご夫妻戴冠式への渡英費用は推定2.3億円も…英国民から“格下参列”に批判の懸念(女性自身、2023/4/25)
天皇家は大歓迎だが、秋篠宮家はイメージが悪い…海外での日本皇室の評価が兄弟でまったく違う理由(プレジデントオンライン、2023/3/26)
そもそも、秋篠宮皇嗣殿下ご一家について、海外から否定的な評価はほとんどない。あったとしても、日本国内の報道やSNSでの発信を紹介している程度だ。なかには、眞子さまの結婚に反対したことが批判されたりはないわけでないが、それは日本の初期の結婚を許してあげてはという報道を見てのものだ。
女性自身の別の記事では、英国王戴冠式への皇嗣殿下ご夫妻の出席を報じたデイリーメールの記事のコメント欄に英国人たちが歓迎する意見を投稿したのに対して、日本人が英語で眞子さんの結婚問題や悠仁さまの進学を揶揄するコメントを書き込んでいるとも指摘している。
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