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イリオモテヤマネコとは
センターで動物保護の必要性を学ぼう
イリオモテヤマネコとは
それでは、このイリオモテヤマネコとはいったいどんな生物なんでしょうか。ネコというだけあってモフモフしているのでしょうか。
センターによると、イリオモテヤマネコとは、1965年に発見された世界でもここ西表島にしか生息していない生物だそうです。生息数は約100頭とされており、絶滅が危惧されています。
一般的なネコと同じくらいのサイズですが、特徴としては「耳が丸い」「耳の後ろや目の周りが白い」「尻尾が太い」などがあげられます。また、1年に1~2頭の子どもを産み、母ネコが育てます。日本にいる野生のネコはイリオモテヤマネコと、長崎県の対馬に生息するツシマヤマネコのみで、どちらもアジアに広く生息しているベンガルヤマネコの亜種と言われています。
私たちが日常的に接するネコをイエネコと呼びますが、イエネコとヤマネコの違いは、イエネコは人に懐くことも多いですが、ヤマネコは懐くことが少なく、警戒心も強く攻撃してくることもあるそうです。また夜行性なので、日中に行動することはあまりなく、したがって人目にふれることもあまりない故、見ると非常に珍しい体験と言われます。
こちらがイリオモテヤマネコの剥製です。イエネコよりも鋭さがあるように感じました。
こちらはイリオモテヤマネコの骨格です。
センターで動物保護の必要性を学ぼう
このセンターの役割は、西表島に生息している生物の生態を学べるだけでなく、その保護の必要性と方法を学ぶことができるということも大きいと言えます。
絶滅危惧種のイリオモテヤマネコにとって、一番の脅威は交通事故です。車との事故により命を落としてしまうイリオモテヤマネコが年々増加しています。そうしたことから守ろうとする取り組みや広報活動も盛んに行われていました。島内を運転するときは、決してスピードを出しすぎず、安全運転を心がけ事故を起こさないことが何よりも大切なんですね。
このジャングルのどこかにイリオモテヤマネコがいると思うと、、、ドキドキしますね!