自転車事故がヤバい理由
近年、公安委員会や交通安全協会、指定自動車教習所が自転車運転マナー向上における活動を盛んに行っていることをご存じでしょうか。自転車の事故実態を覚えておき、自転車乗車する際の安全意識を高めていきましょう。
「自転車 対 歩行者」の構図がヤバい!!!


令和4年度中の「対 歩行者」事故に関するデータをみると重傷者が圧倒的に多い事がわかります。衝突地点を調べた結果、312人のうち、122人の方が「歩道」で衝突し、次いで交差点が77人となっているようです。また、原則的に自転車は車道を走行することになっていますが、13歳未満の児童や70歳以上の高齢者等は例外的に歩道の走行が認められているため、事故を起こしやすい条件が揃っているといえます。
自転車事故の賠償金額がヤバい!!!

もしも自転車事故を起こし、被害者に後遺障害が残って場合は膨大な賠償金を支払う可能性もあります。中には裁判により、判決で9000万円以上の賠償を支払うよう命じられた判例もあり、小・中学生や高齢者に対して多額の賠償金額請求される事例も存在しています。
前方を見てない自転車の運転者がヤバい!!!

自転車の法令違反別の円グラフに「安全運転義務違反 219人 70.2%」と記載されています。自転車は気軽に乗れる反面、安易なハンドル操作や割り込みといった判断が事故を招いています。そして自転車乗車中の携帯電話やスマホの「ながら運転」や夜間における「無灯火走行」は未だに散見しています。自動車に乗車する際は、自ら危険が発見し、逆に運転するドライバーが発見しやすい乗り方や装備を整えなくてはなりません。
自転車を利用する際は、こんなライダー(ドライバー)に気をつけろ!

悲しいことに自転車は、自動車やバイクからみると甘く見られたり、邪険に思われることがあるようです。私自身、MTB愛好家ですが運転中に心無い運転者にそのような感情を向けられたこともあります。他人の「考え」を変えることは難しいため、” 車両等 ”に乗車するすべての人は寛容さをもって「安全運転」に努めなければなりません。自転車は後方の状況を確認しずらいため、たまに振り向くなど後方の安全に注意を向けましょう。
脳内の酸素を絶やさない!
日々安全に過ごすには目先の快楽や手軽さに対して理性を働かせることもが重要です。普段は簡単に回避できる小さな危険も、運転中に理性を失えば問題の本質を見落とし大きな事故になってしまいます。自動車やバイクや自転車の運転の際、「頭ニ血ガ上ル」事があったとしても、脳内の酸素が少なくなっているということかもしれません。適度な休憩を取り「頭ヲ冷ヤス」ことも大事な運転の一つです。