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Jリーグ屈指の常勝軍団、鹿島アントラーズ。2018年にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制して以降タイトルからは遠ざかっているが、J1リーグでは2012シーズンを除き1桁順位を維持しており、最後に優勝した2016シーズン以降はいずれも5位以内。他クラブから見れば十分に脅威的な存在であり続けている。
今2023シーズン鹿島は、開幕からここまで4勝1分5敗の9位。先制しながら勝ちきれない試合もあり、思うように勝ち星を積み上げていられないのが現状だ。そんな中、新加入選手の多くが出場機会を確保し、早くも活躍を見せている。ここでは2023シーズン、鹿島に完全移籍で加入した選手について、J1第10節までの活躍度をそれぞれ5段階で評価していく。
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DF:植田直通
評価点:3
ベルギーやフランスのクラブで経験を積み、約4年半ぶりに鹿島へ帰還したDF植田直通。2023シーズンここまで10試合全てにフル出場し、空中戦の圧倒的な強さを武器にセットプレーのターゲットとして、また守備ではロングボールを弾き返し起点を簡単に作らせない働きで存在感を示している。しかし、試合終盤の失点や、第8節のヴィッセル神戸戦(4月15日)では屈辱の5失点を喫するなど、開幕前に寄せられた期待とはかけ離れた厳しい10試合を過ごしている。
直近2試合は、複数得点かつ完封勝利とチームの状態は向上しつつあるが、ファンやサポーターの信頼回復には無失点を継続することが求められるだろう。空中戦をメインに当たりの強さで違いを見せる一方、植田一人の責任ではないものの、上位勢と比較すると守備面で多くの失点を許していることから評価を3とした。
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DF:昌子源
評価点:2
2019年に鹿島から海外移籍を果たすも、2020年Jリーグ帰還時はガンバ大阪に加入し鹿島と袂を分かったDF昌子源。今2023シーズンより鹿島へ復帰した。同じく今季帰還したDF植田直通とともに、再び鹿島の強固なDF陣を形成してくれることは、鹿島のファン、サポーターのみならず多くのJリーグファンが期待していただろう。
しかし、残念ながら昌子は開幕前の怪我で出遅れ、さらに復帰後もチームの調子が上向かず先発した試合では1試合も勝てていない。加えて直近2試合では出場時間がわずか数分と、昌子にとってはこの上なく屈辱的なシーズン序盤になっている。「スピード」「対人守備」「フィード力」と総合力の高さは抜群だ。「今の」鹿島にフィットすれば、間違いなく頼りになる存在だろう。とはいえ、現状出遅れの影響もあり、スタメン出場は4試合にとどまっていることから評価を2とした。
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