心がポキっと折れてしまう前に!投稿を継続させる秘訣とは?
Twitter含め、SNSは投稿の継続が命。書き込みを続けていても、なかなかフォロワーが増えない、成果が出ないことが続くとアカウント運用を続けるモチベーションは低下してしまいます。私の周囲でも、途中で運用を断念してしまう方が多く見受けられます。SNSを継続することは難しい。もし、あなたに投げ出した経験があっても、恥ずかしがる必要はありません。
だからこそ、やるならば継続は必須。投稿を続けていくための工夫をふたつご紹介します。
ひとつは、さまざまなSNSに投稿して“箸休め”をすること。Twitterのみに毎日書き込んでいるとどうしても飽きてしまいます。合間にInstagramやTikTokなど他のSNSへの投稿をすることが気分転換になり、飽きを防げます。
文章、写真、動画など、投稿先によってやるべきことが変わるので毎日の投稿を続けやすくなります。さらに複数のSNSの活用することで顧客接点が広がり、集客効果が高まります。
もうひとつは、デジタルマーケティングの専門家とタッグを組むこと。SNS運用について具体的なアドバイス、たとえばSNSのトレンドに基づいて投稿するべき内容を教えてくれます。トレーニングジムのパーソナルトレーナーをイメージしてもらうといいかもしれません。SNSの運営は、上司をはじめ社内の人たちにその大変さが伝わりづらいもの。専門家はアドバイスだけでなく、あなたの苦労を理解して「頑張っている」「もう少し頑張ろう」といった応援をし、伴走してくれるので、継続の力になります。必要があれば、第三者の視点で上司らにあなたの重要性を説明してもらうことも一案です。周りの理解が深まれば仕事自体がスムーズになり、続けやすくなるはずです。
デジタルマーケティングの真実 「魔法の杖=×」「魔法の薬=◎」
デジタルマーケティングは、ほぼ無料で誰にでも対応できて、成果を出すことができます。しかし、多くの人が「これは魔法の杖」と誤解しているのではないでしょうか。デジタルマーケティングを始めれば、すぐに集客できて、売上が上がり、ブランド力が高まり、いい人材が集まってくる……そんなに都合がいいわけがありませんね。
デジタルマーケティングに成功している会社は確かにありますが、氷山の一角です。成功事例ばかりが目に付きますが、実際は遥かに失敗している会社の方が多いのです。失敗した会社は声高に「失敗した!」なんて叫びません。
デジタルマーケティングは、魔法の「杖」というより魔法の「薬」というべきでしょう。用法・容量を守って正しく使うことで、初めて成果が得られる手法なのです。
一昔前は、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌という、いわゆる四大メディアに莫大な費用を投じるしか方法がありませんでした。今ではスマホで撮影した画像や動画を使って、誰でもSNSへ投稿して魅力を発信することができる時代になりました。かつてのように莫大なコストをかけなくても、大きな広告効果が得られるチャンスはいろいろなところに転がっています。
本記事でご紹介したTwitter“炎上防衛策”やSNS運用を継続するノウハウなどを用いて、必要以上にSNSを恐れることなく企業アカウントを活用してみてはいかがでしょうか。
森 和吉(もり・かずよし)
株式会社吉和の森 代表取締役
ウェブ解析士マスター、チーフSNSマネージャー
青森県八戸市出身。1970年生まれ。
2019年11月に、デジタルマーケティング、Webサイト制作、ITコンサルティングを行う株式会社吉和の森を起業。Webを使った集客、アライアンス提案、サービスの立ち上げ・運用、業務改善を得意とするデジタルマーケター。さまざまな業態・業種の事業案件を手掛けている。
2022年12月に『日本一詳しいWeb集客術「デジタル・マーケティング超入門」』を出版。