世代でも変わるカップルの意識

次に交際が進展していくにつれ、カップルの意識はどう変わるのか年代別に見てみよう。

3.デート支払い問題

30代のみ若干の例外はあるが、男性は年齢が上昇するごとに、自分が全部奢る、あるいは自分が少し多めに出したいと考えているケースが多いようだ。

男性は自分で支払いたいという気持ちが強く、年齢を重ねて年収が上昇すると、さらにその傾向が強くなると考えられる。

4.デート支払い問題

割り勘が最も多いものの、どちらかというと相手が全部奢る、あるいは多めに出してほしいと感じている女性も多いようだ。

5.デート支払い問題

交際後になると、男性が割り勘にしたいと感じる割合が増えている。交際後になると、男性はフェアな方がよいと考える割合が増えるようだ。

ただ年齢が上がるにつれ、やはり収入が上昇することから男性が出すべきと考える割合が増え、全部奢ると回答する傾向があると考えられる。

6.デート支払い問題

交際後も女性は割り勘にしたいと感じる割合が多い。ただし、相手の方が多めに出してほしいと感じる女性も多い。

パートナーとお金について話すことも大切

年代によって若干のバラつきはあるが、デートの飲食代は全体的に、男性自身が自分で払うもの、女性は割り勘、あるいは多めに払ってほしいと感じているようだ。

しかし国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると、男性の平均給与は545万円、女性が302万円と、収入は男性の方が多い傾向にある。

ここは完全に筆者の主観であるが、デートの飲食代はお互いの理解を得たうえで決めればいいのではないだろうか。デート代を捻出できないときは素直に厳しいと伝えられる関係になりたいもの。とりわけ長く交際していきたい相手であれば、背伸びせずにお金の話もできたほうがいいだろう。

もちろん、お金に厳しいところをパートナーに見られたくないから、頑張って稼ぐという考え方も問題ない。

文・金子賢司(ファイナンシャル・プランナー)
立教大学法学部卒業後、東証一部上場企業に入社。その後、保険業界に転身し、ファイナンシャル・プランナー(FP)として活動を開始。FPの最上級資格CFP資格を取得し、個人・法人のお金に関する相談を受けながら、北海道のテレビ番組のコメンテーターなどとしても活動している。

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